車を持っていない人、車を売ってマイカーがない人、車買い替え中でまだ車が納車されてないなどの時にレンタカーをよく利用すると聞きます。買い物にタクシーは待ち時間があり、往復だとかなりの金額。バスや電車は安いけど、店の前まで行けない、大きな買い物は無理など不便です。
そこで、とても安い10分100円のレンタカーの出番となるのですが、初めての利用は色々不安があります。利用規約など隅々までしっかり見るとわかるのですが、免責保証や最低利用時間など契約に種類があります。
ここでは100円レンタカーについて分かりやすくまとめたので参考にして下さい。
目次
車を売った後も車に乗る!100円レンタカーの評判
「良かった」などの普通の感想は省略して、ご検討者に意味のありそうな感想だけ掲載しています。
レンタカー料金比較【ニコニコレンタカー、ニッポンレンタカー】

画像出典: 100円レンタカーより
上の料金表はカーベルが運営している100円レンタカーのものです。地域にもよりますが、この中でもっとも人気のレンタカーは軽トラックです。
軽トラックは軽VTクラスになります。その「3時間まで」の行を見てください。軽VTクラスだけ3時間一律と書かれています。
これは最低利用時間が3時間という事です。10分借りても1時間借りても3時間借りても2400円です。
ここは間違える人がとても多いので注意するポイントです。では他社とレンタカー料金を比較してみましょう。
100円レンタカー
ご利用時間 | 軽自動車Aクラス | コンパクトHクラス |
10分 | 100円 | 100円 |
3時間 | 1800円 | 1800円 |
6時間 | 2400円 | 2400円 |
12時間 | 3000円 | 3300円 |
24時間 | 4200円 | 4500円 |
ニッポンレンタカー
ご利用時間 | 軽自動車Aクラス | コンパクトHクラス |
6時間 | 5390円 | 5500円 |
12時間 | 5390円 | 5500円 |
24時間 | 6820円 | 6820円 |
ニコニコレンタカー
コンパクトHクラス | 軽自動車Kクラス | コンパクトSクラス |
6時間 | 2530円 | 2640円 |
12時間 | 2860円 | 3080円 |
24時間 | 4290円 | 4510円 |
中古車をレンタカーにしている100円レンタカーとニコニコレンタカーはかなり安くなっています。中古車と言っても程度良好な車が多いので、新車同様のレンタカーでなくても十分満足できます。
ニコニコレンタカーも最低利用時間が6時間なので、短時間のレンタルは圧倒的に100円レンタカーがお得です。次は実際に100円レンタカーを利用した人の料金を紹介します。
100円レンタカーが安いと言われる現実的な料金
リアルな利用金額を見て下さい。
総額880円 ワゴンRを10時から11時まで借りて免責補償のオプションなどは一切つけない。600円を借りる時に支払う。返却時に近所のガソリンスタンドで2リッター給油し、約280円払う。 |
総額880円 ニッサンのノートを10時から16時まで6時間を免責補償ワイド加入。4050円最初に払い、返却時にガソリンスタンドにて満タン600円。 |
総額2500円 ハイゼットトラック(軽自動車)を9時から11時まで2時間だが、軽トラックは最低利用時間が3時間なので、2400円払う。免責補償加入しない。4km走行して返却時にガソリン満タンにせず請求してもらい100円払う。 |
総額1770円 軽自動車アルトを15時から16時まで1時間で免責補償加入して1700円払う。6km走行してガソリン70円。 |
このように多くの利用者が短時間です。100円レンタカーは短時間の利用が一番お得です。
免責補償は入った方が良いのか
100円レンタカーのレンタカーでは事故をおこした時に金額無制限で補償される保険に全車加入しています。ですので、事故で電車など運行不能になるような莫大な損害も補償されます。(※限度あり)
ですが、ただで補償が受けれるわけではなく、大きい事故でも小さな事故でも一律5万円支払わなければ補償は受けれません。
この5万円が免責ということですが、100円レンタカーでは1日1000円支払えば免責が免除になる免責補償というオプションがあります。要するに免責補償1000円支払えば事故をしても追加で修理費等を請求されることはない、と言うことです。
しかし注意する事もあります。事故をすると直るまでそのレンタカーは休業することになりますので、損害の程度にもよりますが休業補償として2万円か5万円を支払わなければばりません。
こちらは1日500円払えば免除されます。100円レンタカーでは免責補償ワイドといいます。
まとめると1日1500円追加で払えば事故をおこしても一切請求されることはないということになります。
しかし、最後にもう1つとても大事な注意事項があります。それは相手がいない単独事故では免責補償に入ってても免責5万円や休業補償などの費用はかかってしまうということです。理由は色々ありますが、例えば、免責補償に入ってるからといって気軽に自宅の塀などに大事なレンタカーを擦るなど、安易な事故を防止することが出来ます。
免責は相手の人や物の損害に5万円、レンタカーの損害に5万円です。そして修理完了までの休業補償に最大5万円なので、事故をすると最大15万円の出費になることもあります。
事故は一瞬です。短時間のレンタルだろうが長時間レンタルだろうが、事故は数秒。借りて道路に出た瞬間に事故をする時もあれば返却間際もあります。自分が悪くなくても事故は発生します。ましてや乗り馴れない車は事故をする確率が高いです。
私は、たった1時間のレンタルでも1500円で15万円の保険をかけます。乗り馴れない車は事故をおこすものだと考えて運転するほうが良いでしょう。15万円は大きいです。
100円レンタカーの予約~返却までの流れ
100円レンタカー公式サイト https://100yen-rentacar.jp/guide
公式サイトに流れが載ってますが、ここでは公式サイトにない、現実に起こりうるトラブルなど注意点を交え手続きなどが楽だと思った方法を紹介します。
①100円レンタカーのトップページにある店舗を探すから入る
②都道府県と市区町村を選んで保有車両は無視して検索ボタンを押す
③地図上に選択付近の店舗が出てくるので、便利だと思う場所の店を見る
④希望の車があればそのまま日時など選択する。希望の車がなければ別の店を見る
※注意 どのレンタカーもペットはダメ、おそらく多くのレンタカーは禁煙車だと思った方が良い。ルールを守らないとブラックリスト登録され、今後、別の店舗でもレンタルできなくなる
⑤日時を選択して免責補償などオプションを選べば料金が表示されるので、よければ会員登録し予約する
※注意 延長料金は軽自動車が10分150円とかなり割高なので、余裕を持った時間で予約するのがオススメ
⑥この時点では仮予約の状態であり、店舗の人が予約情報を見て確定処理をすると本申し込みのメールが届いて完全に予約が確定
※注意 100円レンタカーは中古車販売がメインでレンタカー業務は本業ではない。なれていない為、予約できていないことがあるので、ネットで予約後、店舗からのメールや電話を待たずに、ご自分から電話すること
⑦必要書類や説明を受けてレンタル開始10分前位に店舗へ行く。その前に100円レンタカーのサイト下部にある貸渡約款を見ておくと手続きが早い(約款を見るのがレンタル条件)
※注意 運転する可能性のある人全員の免許コピーが必要。報告してない人が運転すると保険適用外の可能性もあり。契約者以外の緊急用の知人電話番号も必要
⑧支払いを済ませ、車の説明やキズのチェックをして契約書にサインをすればレンタル開始。レンタカーの故障、事故、トラブルは車内に張り付けてあるサポートセンターに電話する
※注意 料金は前払い。クレジットカードが使えない店もある
⑨返却前にガソリンを満タンにして、店舗に行き、車の状態、走行距離、ガソリン量がチェックされ問題がなければ、ご利用明細にサインをして終了
※注意 最後の手続きは10分程度かかる事もある。少し早めに返却しないと手続き中に延長料金が加算される。
車を売った後は100円レンタカーのまとめ
ポイントを箇条書きで以下にまとめました。
- 軽バン、軽トラックは最低利用時間があるため、他の安いレンタカーと変わらない。
- 2時間程度の利用なら100円レンタカーがかなりお得。
- 免責補償は短時間でも加入した方がよい。
- 100円レンタカーは安いので、高品質を求めてはダメ。
- 100円レンタカー店は本業ではないので、手続きや準備にミスがあるかも。
- 車を売った後でも100円レンタカーなら車を保有していた時のように何とかなる。
以上ですが、利用者の多くは満足しているようです。短時間のレンタルは本当にお得で便利です。車を売却してしまった人は次のマイカー計画の繋ぎに是非、ご利用してみて下さい。