この故障が出たら車を買い替えた方が良い?それとも直すのが賢明?
夏にエアコンをかけて乗ってると、最初は冷たい風が出ていたのに、いつの間にかぬるい風になっている事がある。その症状が何度もあるようならエアコンユニットに付いているエアミックスアクチュエーターの故障の可能性が高い。エアコンの修理は一般的に20万円前後が相場。なのでエアコン故障していると買取査定は驚くほど低い。この故障は安く直るので売ろうと考えている人は査定前に直すのがお得。
ヒーターでも同じで、暖房が普通に効いていたのにいつの間にか冷たい風に変わっていた。など、指定温度が変わってしまうのがエアミックスアクチュエーターが故障した時の特徴。※エアコンの仕組みはこちらの車のヒーターとエアコンが効かない原因を見ると分かりやすい。
車のエアコンが効かない時、多くの人はエアコンガスの補充をしてもらうか、エアコンのコンプレッサーの故障を疑う。しかし、現実は電気系統のトラブルの方が多い。
このノートのアクチュエーターの故障も電気系統のトラブルと言える。そもそもエアコンガスが少ないと最初から冷えない。
ガスが少ない時の2つの症状
- 最初から冷えが弱い
- エンジン回転を上げると効く
この2つがあてはまればエアコンガスを補充するが、正確にはガスの圧力ゲージを見て判断する。しかし、普通の人はゲージを持っていないので、感覚で判断するしかない。
エアミックスアクチュエーターは室内の温度を上げたり下げたりするモーターで、室内のフロントガラスの下に収納されている。下の画像はブレーキペダル付近。ペダルの左を見ていくと白いカプラーと配線が見えるがカプラーの刺さっている四角い箱がエアミックスアクチュエーター。
エアミックスアクチュエーターの役割を簡単に説明すると室内の暖房の風の出口を開くか閉じるかして、エアコン温度を調整しているモーター。※こちらでヒーターとエアコンの仕組みを詳しく説明
そのモーターが開いたまま動かない故障をすれば、エアコンスイッチの温度をいくら下げても暖房しか出ない。逆に閉じたまま故障すれば冷房しか出ない。ちょうど中間で故障すればぬるい風しか出ない。
ノートのエアコンとヒーターが効かない原因と修理費まとめ
平成24年式 型式E12 走行50000KM | |
メーカー 車種 | ニッサン ノート |
症状 | 冷房効かない&暖房効かない |
音 | 時々ステレオ付近からギコギコ |
臭い | 無し |
振動 | 無し |
原因 | 微妙な温度調整のために常時動いてるので。※coolやhotを最大で使うと動かないので負担にならない。常に25℃などの温度設定にしていると温度を合わせる為に過度に動いてるので故障しやすい。 |
作業内容 | 運転席足元から手を入れてネジ2本とカプラーを1個外す。 |
作業難易度 | 簡単 素人でも出来る |
修理代 | 部品3500円、工賃2000円程度。 |
後の支障 | 無し |
車買替レベル | 不要 軽い故障なので買い替えの必要なし |