ハンドルを回すと下からキュルキュル音とクークー音がする時があります。
異音が発生している所の修理内容と修理費用を調べましたので、ご紹介します。
対象車両:エブリィ DA64 10万km
その他の異音は下記ページも参考にして下さい。
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キュルキュル音はステアリングシャフトのカバー
ハンドルの下を見るとハンドルからフロアに向かってシャフトが出ています。
そのシャフトは外のステアリングラックに繋がっています。
ステアリングラックはハンドルの回転を横の移動に変換して前輪のタイヤの向きを左右に動かします。
ハンドルの下に伸びているシャフトは車外に出るので、ゴムカバーを付けないと車内の密閉が保たれません。
ゴムカバーはシャフトに密着させないと騒音、外部空気、水などが車内に入ってきていまいます。
そのため、常に擦れていますが、ゴムが劣化して固くなってくると擦れた時にキュルキュル音が出ます。
キュルキュル音の消し方
グリススプレーをシャフトとゴムカバーの接触部分に吹き付けます。
汚れがある時は最初に汚れを布などでふき取ってからグリスを吹いて下さい。
上の画像中央がステアリングシャフトとブーツです。ブレーキペダルとサイドブレーキペダルの間にあります。
このカバーの劣化は気温が低い時に異音が発生します。
冬、朝などに、ハンドルを動かすとキュルキュル音がする時は最初にシャフトブーツを点検してください。
クークー音はショックアブソーバーベアリング
エブリィのショックアブソーバーはハンドルを動かすと回転します。
ショックアブソーバーが回転しますが、アッパーマウントはボディに固定されているので、アッパーマウントとスプリングの間にベアリングを入れて動くようにしてあります。
このベアリングが劣化してくるとハンドルと回した時にクークー音がします。
クークー音の消し方
ここもグリススプレーで異音が消える場合もありますが、ベアリングの劣化は内部に入っているボールの変形なので交換しなければ消えない事が多いです。
上の画像は上が劣化したベアリングで下が新品です。
中央を手で押さえて最外形部分を回すと回転します。
劣化してくると回した時にゴロゴロした感触が手に伝わってきます。
エブリィのハンドル異音の修理費用
シャフトカバー グリス | 500円 |
工賃 | 0円 |
合計 | 500円 |
この程度の修理は無料になる事が多いです。半年に1度はスプレーを吹き付けなければ異音が出ますので、スプレーを購入してご自身で作業する方がいいと思います。
ショックアブソーバー ベアリング | 1500円/1個 |
工賃 | 5000円/1個 |
合計 | 6500円/1個 |
ショックアブソーバーベアリングは左右同時交換がおすすです。