ガスが入ってないと圧力センサーがOFFになりコンプレッサーを作動させません。ですので、最初にガスを点検しないとガスが無くてコンプレッサーに電気をかけないのか、電気系統が異常でコンプレッサーに電気がかからないのか、が判断できません。
今回のセレナはエアコンのスイッチをいれてもまったく効かない症状でした。
ガスの点検から順番にエアコンが効かない原因と修理費用を調べましたので、ご紹介します。
エアコンのガス漏れを点検
今回のセレナはエアコンのスイッチを入れても全く効かないので、ガス漏れの可能性は少ないです。
通常、エアコンのガス漏れは完全にガスが抜けてしまうのは珍しい現象で、漏れていてもガスが少し残るのが一般的です。
エアコンガスは少しでも残っているとコンプレッサーが作動するので冷えが弱い症状になるのが多いです。
「エアコンのガス漏れが原因で効かないのか?」をスピーディに確かめたい時は、エアコンガスゲージを接続するバルブの中央を押すとガスが勢いよく出るかどうかで判断できます。

上の画像の中央のピンを押すとガスがでます。確認作業で押すのは一瞬です。その一瞬で勢いよくガスが出ればガスは正常!とは言いいれませんが、エアコンガスが原因で、エアコンがまったく効かない症状にはなりません。
正確にガス量を確認したい方はエアコン点検方法のページを参考にして下さい。
他の原因があるはずです。次に点検するのはコンプレッサーです。
エアコンのコンプレッサーを点検
エアコンのスイッチを入れるとコンプレッサーが「カチン」と音をたてて、回り始めます。スピーディーにコンプレッサーのON,OFFを判断するには、聞き耳をたてて、しっかり聞いてください。
何も音が出なければエアコンコンプレッサーは動いてません。
エアコンコンプレッサーはプーリーの回転部分にマグネットクラッチを使って、エアコンスイッチを入れた時だけプーリーとコンプレッサーをつないでコンプレッサーを回します。

スイッチを入れない時は空転しているだけなので、なにもしていない状態です。
今回はエアコンのスイッチを入れても無音でしたので、マグネットクラッチまで回路が正常か確認するために、リレーとヒューズの点検をします。
コンプレッサーリレーとヒューズを点検
リレーはバッテリー横のIPDMコントロールユニットと一体化で、点検は難しいので諦めます、時間短縮させるために直接マグネットクラッチの作動を点検します。
マグネットクラッチの故障

カプラーが2つありますが、上の黒いカプラーがマグネットクラッチに繋がっています。
エアコンのスイッチを入れた時に12Vありましたのでリレー、ヒューズ正常ということになります。
マグネットクラッチに12Vをかけても作動しないので、マグネットクラッチの故障となります。
もう1つのカプラーはコンプレッサーコントロールバルブです。
コンプレッサーコントロールバルブ
これは、コンプレッサー内部の斜板角度を変えて冷媒の吐出量を調整する部品で、ここが固着や経年劣化で作動しなくなると、コンプレッサー自体は回っていても冷媒が圧縮されず、エアコンからぬるい風しか出なくなります。
マグネットクラッチが故障すると、エアコンがまったく効かないのにたいして、ここが故障するとエアコンが弱い症状になります。
交換方法が気になる方は下を参考にして下さい。
C26セレナのエアコンのコンプレッサー交換画像です。
— shapro (@shapro830) September 15, 2026
大変そうに見えますが、何を外すかが分かれば、それほど大変ではありません。… pic.twitter.com/zVZ1SZGcnJ
エアコンコンプレッサー交換費用
走行距離が10万kmを超えていたので、コンプレッサー内部も劣化してる可能性が高いので、マグネットクラッチだけでなく、コンプレッサー本体ごと交換しました。
| エアコンコンプレッサー | 50000円 |
| エアコンガス | 10000円 |
| 工賃 | 20000円 |
| 合計 | 80000円 |
この金額はリビルトコンプレッサーの金額です。
マグネットクラッチではなくコンプレッサーが故障すると、内部が削れ、鉄粉が、コンデンサ、レシーバ、エキパン、エバポレーターに流れて詰まりの原因になります。
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