アクアはモーター駆動からエンジン駆動に切り替わる時(エンジン始動時)にガタガタ振動する現象が発生する時があります。
ガソリンエンジンにおける振動の原因は主に
- 燃料系統の不具合
- 吸入空気系の不具合
- 点火系統の不具合
- エンジンマウントの不具合
この4つです。
点火系統の不具合はスパークプラグとイグニッションコイルの異常ですが、調整や修理はできません。
エンジンマウントもエンジンを支えているゴムの劣化なので交換するしかありません。
燃料系と吸入空気系は通路にデポジットが溜まり、空気流量が変化してわずかなエンジン不調の原因にもなります。
※デポジットは固まった未燃焼ガソリンやオイル
今回は吸入空気系統のEGRバルブとISCバルブを洗浄してエンジン振動の変化とエンジンコンピューターに送られる数値を確認します。
上の画像はアクアのエンジンルーム。下がフロント、上が後ろになる。赤丸がEGRバルブ、青丸がISCバルブ。
dutyal research motor team report
ISCバルブとEGRバルブ洗浄前の各センサの数値
このアクアはISC流量が「2.49 L/s」。ISC流量の正常値はエンジン排気量付近になる。アクアの場合は「1.49L/s」が正常値です。
下のコンピューター診断のデータは以下3つの条件で記録しました。
- 冷却水温度は80℃以上の暖気後
- エンジン始動中のアイドリング状態
- エアコンやヒーター、ライトなど電気負荷はOFF
ISCとEGRを洗浄し流量学習値とフィードバック量の数値を確認するがO2センサの数値やA/Fセンサの数値は常に変化しているので、警告灯が点灯しない限りどの数値になっても正常です。
他にもISCバルブとEGRバルブを洗浄すると何が変化するか洗浄前のデータと細かく比較してみました。
Time |
---|
車速 | エンジン回転数 | エンジン負荷値 | 絶対負荷値 | 吸入空気量 | 大気圧 | インテークマニホールド圧 | エンジン冷却水温 | 吸入空気温度 | エンジン始動後経過時間 | 始動時水温 | 始動時吸気温 | 補機バッテリ電圧 | スロットルセンサNo,1電圧比 | スロットルセンサNo,2電圧比 | スロットルセンサ全閉状態 | スロットル要求開度 | スロットル開度(ECU認識値) | スロットルセンサNo,1電圧 | スロットルセンサNo,2電圧 | スロットル開度指令電圧 | スロットルモータ電流 | スロットルモータ出力 | スロットルモータ開側Duty比 | スロットルモータ閉側Duty比 | スロットル全閉学習値 | +BM電圧 | スロットル開度 | ISC流量 | ISC開度 | ISCフィードバック量 | ISC流量学習値 | ISC電気負荷補正量 | ISCエアコン補正量 | 回転低下時制御判定状態 | デポジット損失空気量 | 噴射時間 #1(ポート) | 燃料消費量10回噴射分 | サーキットオープニングリレー | パージVSV駆動Duty比 | パージ率 | パージ濃度学習値 | パージVSV(30%以上) | パージカットVSV | 目標空燃比 | 実空燃比λ B1S1 | A/Fセンサ電圧 B1S1 | A/Fセンサ電流 B1S1 | A/FヒータDuty比B1S1 | O2センサ電圧 B1S2 | O2ヒータB1S2 | O2ヒータ電流値B1S2 | F/B補正値 B1S1 | F/B学習値 B1S1 | トータルF/B補正係数バンク1 | F/B実施状態 バンク1 | F/B実施状態 バンク2 | 点火時期 #1 | ノック制御値 | ノック補正学習値 | アイドル安定化進角(1気筒) | アイドル安定化進角(2気筒) | アイドル安定化進角(3気筒) | アイドル安定化進角(4気筒) | EGR目標開度 | EGR現在ステップ数 | VVT制御 バンク1 | VVT進角フェイル状態 | VVT保持Duty バンク1 | VVT変位角 バンク1 | OCV駆動Duty比 バンク1 | VNターボ種類 | 触媒温度 B1S1 | 触媒温度 B1S2 | アイドルSW | F/C実施状態 | モード状態 | 構成部品モニタ | 燃料システムモニタ | 燃料システムモニタテスト結果 | 失火テスト | EGRシステムテスト | EGRシステムテスト結果 | O2センサヒータテスト | O2センサヒータテスト結果 | O2センサ(A/Fセンサ)テスト | O2(A/Fセンサ)テスト結果 | A/Cシステム冷媒テスト | A/Cシステム冷媒テスト結果 | 2次空気システムテスト | 2次空気システムテスト結果 | エバポシステムテスト | エバポシステムテスト結果 | 加熱触媒テスト | 加熱触媒テスト結果 | 触媒テスト | 触媒テスト結果 | TC端子 | ダイアグコード数 | チェックエンジンランプ | 故障発生後の走行距離 | 始動後CE点灯迄の時間 | DG消去後の経過時間 | DG消去後の走行距離 | DG消去後の暖機回数 | バッテリクリア後の走行距離 | TC端子ON | 走行距離 | 失火カウンタ母数 | 失火カウンタ#1 | 失火カウンタ#2 | 失火カウンタ#3 | 失火カウンタ#4 | 失火カウンタ | 失火時平均回転数 | 失火時平均負荷 | 失火余裕度 | スタータOFF時エンジン回転数 | 現在トリップ中スタータON回数 | 前トリップ走行距離 | エンジン始動時間 | 前トリップ時エンジン冷却水温 | 前トリップ時吸気温度 | エンジン油温 | 前トリップ時エンジン油温 | 外気温 | 前トリップ時外気温 | 始動時間不良履歴 | 始動後回転数低下履歴 | 最低回転数 | A/Fアイドル学習値#1 | A/F低負荷学習値#1 | A/F中負荷1学習値#1 | A/F中負荷2学習値#1 | A/F高負荷学習値#1 | 電動ファン | アイドルON時F/C | 低負荷時F/C | HV接続状態 | ブレーキ接続状態 | 気筒停止エンジン回転数#1 | 気筒停止エンジン回転数#2 | 気筒停止エンジン回転数#3 | 気筒停止エンジン回転数#4 | 全気筒平均エンジン回転数 | エンジン出力要求値 | 目標エンジン回転数 | 実エンジントルク | 始動後経過時間 | エンジン始動要求時間 | エンジン完爆判定時間 | エンジン出力判定時間 | 燃料残量 | ISC学習完了 | エンジン停止要求 | アイドル制御 | Pレンジレーシング | 暖機要求 | HVフェイル制御 | 電動W/P目標モータ回転数 | 電動W/Pモータ回転数 | ISC学習値 | 空気過剰率λ B1S1 | シリンダ数 | シリンダ数 | トランスミッションタイプ |
| 00:00.00 | 0 km/h | 1010 rpm | 31.7 % | 12.1 % | 1.87 g/s | 96 kPa | 27 kPa | 82 ℃ | 31 ℃ | 858 s | 12.5 ℃ | 20.0 ℃ | 14.199 V | 16.4 % | 48.6 % | ON | 0.839 V | 0.0 % | 0.839 V | 2.421 V | 0.839 V | 0.9 A | 16.8 % | 0 % | 14 % | 0.625 V | 14.432 V | 0.03 ° | 2.49 L/s | 5.18 ° | 0.02 L/s | 2.48 L/s | 0.00 L/s | 0.00 L/s | OFF | 0.00 L/s | 2031 μs | 0.055 ml | ON | 2.3 % | 0.6 % | 0.000 %/% | OFF | 1.2 % | 0.999 倍 | 1.000 倍 | 3.298 V | 0.00 mA | 20.3 % | 0.835 V | ON | 1.069 A | 3.125 % | 4.687 % | 0.085 倍 | 実施中1 | 未使用 | 14.0 ° | -3.0 ℃A | 23.3 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.0 % | 0 step | ON | OFF | 0.0 % | 0.0 °FR | 0.0 % | 無 | 525.5 ℃ | 400.1 ℃ | ON | OFF | ノーマル | 有効 | 有効 | 完了 | 有効 | 有効 | 完了 | 無効 | 完了 | 有効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 有効 | 完了 | OFF | 0 個 | 消灯 | 0 km | 0 min | 65535 min | 65535 km | 255 回 | 65535 km | OFF | 104314 km | 202 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 rpm | 0.00 g/rev | 68.00 % | 0 rpm | 1 回 | 0.00 km | 0 ms | 82 ℃ | 31 ℃ | 113 ℃ | 113 ℃ | 13 ℃ | 13 ℃ | 無 | 無 | 50 rpm | 4.6 % | 3.9 % | 3.5 % | 4.2 % | 5.0 % | OFF | OFF | OFF | 受信有 | 受信有 | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 0.00 kW | 1000 rpm | 0 Nm | 255 s | 14.8 s | 0.0 s | 0.0 s | 有 | 完了 | OFF | ON | OFF | OFF | OFF | 2750 rpm | 3450 rpm | 2.482 L/s | 14.51987 | 4 | 4 | NA |
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EGRバルブ 洗浄後の画像と各センサの数値
上の画像はEGRの内部です。黒い煤で充満しているのがわかります。
上の画像はEGRバルブとEGRクーラーを切り離したものです。
EGRバイパス通路とEGRモーターを目視すると大量の煤が確認できました。
EGRクーラーの内部はラジエーターのような構造になっているので見にくいですが、こちらもかなり詰まっていました。
EGRはエンジン高回転になった時に排気ガスを再循環させてCOとHCの排出ガスを減らす役割がありますが、アイドリング中にEGRバルブを開いて排気ガスを流入してしまうと空燃比、点火時期がズレてエンジン振動を起こすこともあります。
その為、カーボンの蓄積でEGRバルブが閉まりきらないとアイドリング中でも隙間から排気ガスを再循環してしまいます。
エンジンが高回転の時は少しの空燃比変化でエンジン不具合にはなりませんがアイドリングでは体感できるほどガタガタ振動します。
しかし、EGRは洗浄前と比較してもデータ上は特に変化はありませんでした。体感できる振動の変化も感じられません。
上の画像は洗浄後です。内部が見えるほど綺麗になりましたが、EGR洗浄ではガタガタ振動する症状は直りませんでした。
「触媒温度 B1S2」は触媒の後ろ側の温度です。400.1 ℃から388.7 ℃に下がっています。
なお、プリウスの振動はEGRの洗浄で改善したケースがあります。
Time |
---|
車速 | エンジン回転数 | エンジン負荷値 | 絶対負荷値 | 吸入空気量 | 大気圧 | インテークマニホールド圧 | エンジン冷却水温 | 吸入空気温度 | エンジン始動後経過時間 | 始動時水温 | 始動時吸気温 | 補機バッテリ電圧 | スロットルセンサNo,1電圧比 | スロットルセンサNo,2電圧比 | スロットルセンサ全閉状態 | スロットル要求開度 | スロットル開度(ECU認識値) | スロットルセンサNo,1電圧 | スロットルセンサNo,2電圧 | スロットル開度指令電圧 | スロットルモータ電流 | スロットルモータ出力 | スロットルモータ開側Duty比 | スロットルモータ閉側Duty比 | スロットル全閉学習値 | +BM電圧 | スロットル開度 | ISC流量 | ISC開度 | ISCフィードバック量 | ISC流量学習値 | ISC電気負荷補正量 | ISCエアコン補正量 | 回転低下時制御判定状態 | デポジット損失空気量 | 噴射時間 #1(ポート) | 燃料消費量10回噴射分 | サーキットオープニングリレー | パージVSV駆動Duty比 | パージ率 | パージ濃度学習値 | パージVSV(30%以上) | パージカットVSV | 目標空燃比 | 実空燃比λ B1S1 | A/Fセンサ電圧 B1S1 | A/Fセンサ電流 B1S1 | A/FヒータDuty比B1S1 | O2センサ電圧 B1S2 | O2ヒータB1S2 | O2ヒータ電流値B1S2 | F/B補正値 B1S1 | F/B学習値 B1S1 | トータルF/B補正係数バンク1 | F/B実施状態 バンク1 | F/B実施状態 バンク2 | 点火時期 #1 | ノック制御値 | ノック補正学習値 | アイドル安定化進角(1気筒) | アイドル安定化進角(2気筒) | アイドル安定化進角(3気筒) | アイドル安定化進角(4気筒) | EGR目標開度 | EGR現在ステップ数 | VVT制御 バンク1 | VVT進角フェイル状態 | VVT保持Duty バンク1 | VVT変位角 バンク1 | OCV駆動Duty比 バンク1 | VNターボ種類 | 触媒温度 B1S1 | 触媒温度 B1S2 | アイドルSW | F/C実施状態 | モード状態 | 構成部品モニタ | 燃料システムモニタ | 燃料システムモニタテスト結果 | 失火テスト | EGRシステムテスト | EGRシステムテスト結果 | O2センサヒータテスト | O2センサヒータテスト結果 | O2センサ(A/Fセンサ)テスト | O2(A/Fセンサ)テスト結果 | A/Cシステム冷媒テスト | A/Cシステム冷媒テスト結果 | 2次空気システムテスト | 2次空気システムテスト結果 | エバポシステムテスト | エバポシステムテスト結果 | 加熱触媒テスト | 加熱触媒テスト結果 | 触媒テスト | 触媒テスト結果 | TC端子 | ダイアグコード数 | チェックエンジンランプ | 故障発生後の走行距離 | 始動後CE点灯迄の時間 | DG消去後の経過時間 | DG消去後の走行距離 | DG消去後の暖機回数 | バッテリクリア後の走行距離 | TC端子ON | 走行距離 | 失火カウンタ母数 | 失火カウンタ#1 | 失火カウンタ#2 | 失火カウンタ#3 | 失火カウンタ#4 | 失火カウンタ | 失火時平均回転数 | 失火時平均負荷 | 失火余裕度 | スタータOFF時エンジン回転数 | 現在トリップ中スタータON回数 | 前トリップ走行距離 | エンジン始動時間 | 前トリップ時エンジン冷却水温 | 前トリップ時吸気温度 | エンジン油温 | 前トリップ時エンジン油温 | 外気温 | 前トリップ時外気温 | 始動時間不良履歴 | 始動後回転数低下履歴 | 最低回転数 | A/Fアイドル学習値#1 | A/F低負荷学習値#1 | A/F中負荷1学習値#1 | A/F中負荷2学習値#1 | A/F高負荷学習値#1 | 電動ファン | アイドルON時F/C | 低負荷時F/C | HV接続状態 | ブレーキ接続状態 | 気筒停止エンジン回転数#1 | 気筒停止エンジン回転数#2 | 気筒停止エンジン回転数#3 | 気筒停止エンジン回転数#4 | 全気筒平均エンジン回転数 | エンジン出力要求値 | 目標エンジン回転数 | 実エンジントルク | 始動後経過時間 | エンジン始動要求時間 | エンジン完爆判定時間 | エンジン出力判定時間 | 燃料残量 | ISC学習完了 | エンジン停止要求 | アイドル制御 | Pレンジレーシング | 暖機要求 | HVフェイル制御 | 電動W/P目標モータ回転数 | 電動W/Pモータ回転数 | ISC学習値 | 空気過剰率λ B1S1 | シリンダ数 | シリンダ数 | トランスミッションタイプ |
| 00:00.01 | 0 km/h | 1004 rpm | 31.7 % | 12.1 % | 1.85 g/s | 96 kPa | 27 kPa | 81 ℃ | 30 ℃ | 556 s | 28.1 ℃ | 20.6 ℃ | 14.199 V | 16.4 % | 48.6 % | ON | 0.839 V | 0.0 % | 0.839 V | 2.421 V | 0.839 V | 1.0 A | 16.8 % | 0 % | 16 % | 0.625 V | 14.412 V | 0.00 ° | 2.52 L/s | 5.24 ° | -0.01 L/s | 2.53 L/s | 0.00 L/s | 0.00 L/s | OFF | 0.40 L/s | 2027 μs | 0.055 ml | ON | 2.3 % | 0.7 % | 0.000 %/% | OFF | 1.3 % | 0.999 倍 | 1.001 倍 | 3.302 V | 0.00 mA | 20.3 % | 0.835 V | ON | 1.074 A | 2.343 % | 4.687 % | 0.078 倍 | 実施中1 | 未使用 | 14.0 ° | -3.0 ℃A | 23.3 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.0 % | 0 step | ON | OFF | 0.0 % | 0.0 °FR | 0.0 % | 無 | 521.4 ℃ | 388.7 ℃ | ON | OFF | ノーマル | 有効 | 有効 | 完了 | 有効 | 有効 | 完了 | 無効 | 完了 | 有効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 有効 | 完了 | OFF | 0 個 | 消灯 | 0 km | 0 min | 65535 min | 65535 km | 255 回 | 65535 km | OFF | 104315 km | 367 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 rpm | 0.00 g/rev | 65.00 % | 553 rpm | 1 回 | 0.00 km | 0 ms | 81 ℃ | 30 ℃ | 112 ℃ | 112 ℃ | 16 ℃ | 16 ℃ | 無 | 無 | 50 rpm | 4.6 % | 3.9 % | 3.5 % | 4.2 % | 5.0 % | OFF | OFF | OFF | 受信有 | 受信有 | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 0.00 kW | 975 rpm | 0 Nm | 255 s | 2.0 s | 0.0 s | 0.0 s | 有 | 完了 | OFF | ON | OFF | OFF | OFF | 2500 rpm | 3175 rpm | 2.536 L/s | 14.54916 | 4 | 4 | NA |
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ISCバルブ洗浄後 各センサの数値
ISCバルブはアイドルスピードコントロールバルブといい、安定したアイドリングを保つために吸入空気量を調整しています。
ちなにみ燃料噴射量はエアフローセンサーが感知している吸入空気量で調整しています。燃料噴射量と空気量はとても重要です。
上の画像はISCバルブ(スロットルバルブ兼用)の中です。汚れは酷くないですが筒の周り一面バルブ付近に黒い煤が見えます。
ISC流量学習値は目標とするアイドル回転数する為の吸入空気量です。ここでは1000rpm前後が目標になっています。
フィードバック補正は安定したアイドリングに必要な流量です。
従ってISC流量は基本のアイドリング回転をより安定したものにする為に、ISC流量学習値にISCフィードバック量を足した数値になります。
下のISC流量を見て下さい。1.36 L/sとなっていますが基準の1.49L/sを下回っているのでとても良い状態になったと言えます。
エンジン振動も少なくなりました。
なお、大きな振動がある場合は点火系統に不具合がある事が多いので下の「失火カウンタ」や「A/Fセンサ電圧 B1S1」などで点火状態を確認して原因を探していきます。
Time |
---|
車速 | エンジン回転数 | エンジン負荷値 | 絶対負荷値 | 吸入空気量 | 大気圧 | インテークマニホールド圧 | エンジン冷却水温 | 吸入空気温度 | エンジン始動後経過時間 | 始動時水温 | 始動時吸気温 | 補機バッテリ電圧 | スロットルセンサNo,1電圧比 | スロットルセンサNo,2電圧比 | スロットルセンサ全閉状態 | スロットル要求開度 | スロットル開度(ECU認識値) | スロットルセンサNo,1電圧 | スロットルセンサNo,2電圧 | スロットル開度指令電圧 | スロットルモータ電流 | スロットルモータ出力 | スロットルモータ開側Duty比 | スロットルモータ閉側Duty比 | スロットル全閉学習値 | +BM電圧 | スロットル開度 | ISC流量 | ISC開度 | ISCフィードバック量 | ISC流量学習値 | ISC電気負荷補正量 | ISCエアコン補正量 | 回転低下時制御判定状態 | デポジット損失空気量 | 噴射時間 #1(ポート) | 燃料消費量10回噴射分 | サーキットオープニングリレー | パージVSV駆動Duty比 | パージ率 | パージ濃度学習値 | パージVSV(30%以上) | パージカットVSV | 目標空燃比 | 実空燃比λ B1S1 | A/Fセンサ電圧 B1S1 | A/Fセンサ電流 B1S1 | A/FヒータDuty比B1S1 | O2センサ電圧 B1S2 | O2ヒータB1S2 | O2ヒータ電流値B1S2 | F/B補正値 B1S1 | F/B学習値 B1S1 | トータルF/B補正係数バンク1 | F/B実施状態 バンク1 | F/B実施状態 バンク2 | 点火時期 #1 | ノック制御値 | ノック補正学習値 | アイドル安定化進角(1気筒) | アイドル安定化進角(2気筒) | アイドル安定化進角(3気筒) | アイドル安定化進角(4気筒) | EGR目標開度 | EGR現在ステップ数 | VVT制御 バンク1 | VVT進角フェイル状態 | VVT保持Duty バンク1 | VVT変位角 バンク1 | OCV駆動Duty比 バンク1 | VNターボ種類 | 触媒温度 B1S1 | 触媒温度 B1S2 | アイドルSW | F/C実施状態 | モード状態 | 構成部品モニタ | 燃料システムモニタ | 燃料システムモニタテスト結果 | 失火テスト | EGRシステムテスト | EGRシステムテスト結果 | O2センサヒータテスト | O2センサヒータテスト結果 | O2センサ(A/Fセンサ)テスト | O2(A/Fセンサ)テスト結果 | A/Cシステム冷媒テスト | A/Cシステム冷媒テスト結果 | 2次空気システムテスト | 2次空気システムテスト結果 | エバポシステムテスト | エバポシステムテスト結果 | 加熱触媒テスト | 加熱触媒テスト結果 | 触媒テスト | 触媒テスト結果 | TC端子 | ダイアグコード数 | チェックエンジンランプ | 故障発生後の走行距離 | 始動後CE点灯迄の時間 | DG消去後の経過時間 | DG消去後の走行距離 | DG消去後の暖機回数 | バッテリクリア後の走行距離 | TC端子ON | 走行距離 | 失火カウンタ母数 | 失火カウンタ#1 | 失火カウンタ#2 | 失火カウンタ#3 | 失火カウンタ#4 | 失火カウンタ | 失火時平均回転数 | 失火時平均負荷 | 失火余裕度 | スタータOFF時エンジン回転数 | 現在トリップ中スタータON回数 | 前トリップ走行距離 | エンジン始動時間 | 前トリップ時エンジン冷却水温 | 前トリップ時吸気温度 | エンジン油温 | 前トリップ時エンジン油温 | 外気温 | 前トリップ時外気温 | 始動時間不良履歴 | 始動後回転数低下履歴 | 最低回転数 | A/Fアイドル学習値#1 | A/F低負荷学習値#1 | A/F中負荷1学習値#1 | A/F中負荷2学習値#1 | A/F高負荷学習値#1 | 電動ファン | アイドルON時F/C | 低負荷時F/C | HV接続状態 | ブレーキ接続状態 | 気筒停止エンジン回転数#1 | 気筒停止エンジン回転数#2 | 気筒停止エンジン回転数#3 | 気筒停止エンジン回転数#4 | 全気筒平均エンジン回転数 | エンジン出力要求値 | 目標エンジン回転数 | 実エンジントルク | 始動後経過時間 | エンジン始動要求時間 | エンジン完爆判定時間 | エンジン出力判定時間 | 燃料残量 | ISC学習完了 | エンジン停止要求 | アイドル制御 | Pレンジレーシング | 暖機要求 | HVフェイル制御 | 電動W/P目標モータ回転数 | 電動W/Pモータ回転数 | ISC学習値 | 空気過剰率λ B1S1 | シリンダ数 | シリンダ数 | トランスミッションタイプ |
| 00:00.00 | 0 km/h | 1005 rpm | 27.4 % | 12.1 % | 1.85 g/s | 101 kPa | 26 kPa | 84 ℃ | 26 ℃ | 92 s | 80.6 ℃ | 25.6 ℃ | 14.335 V | 14.9 % | 46.6 % | ON | 0.761 V | 0.0 % | 0.761 V | 2.324 V | 0.761 V | 0.8 A | 15.2 % | 0 % | 12 % | 0.625 V | 14.522 V | 0.00 ° | 1.36 L/s | 3.28 ° | -0.57 L/s | 1.92 L/s | 0.00 L/s | 0.00 L/s | OFF | 0.00 L/s | 1977 μs | 0.054 ml | ON | 0.0 % | 0.0 % | 0.000 %/% | OFF | 0.0 % | 0.999 倍 | 1.003 倍 | 3.322 V | 0.00 mA | 29.6 % | 0.350 V | OFF | 0.000 A | 0.781 % | 5.468 % | 0.027 倍 | 実施中1 | 未使用 | 14.0 ° | -3.0 ℃A | 17.0 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.00 ℃A | 0.0 % | 0 step | ON | OFF | 0.0 % | 0.0 °FR | 0.0 % | 無 | 273.3 ℃ | 117.6 ℃ | ON | OFF | ノーマル | 有効 | 有効 | 完了 | 有効 | 有効 | 未完了 | 無効 | 完了 | 有効 | 未完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 無効 | 完了 | 有効 | 未完了 | OFF | 0 個 | 消灯 | 0 km | 0 min | 7 min | 0 km | 0 回 | 54 km | OFF | 98963 km | 262 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 rpm | 0.00 g/rev | 68.00 % | 0 rpm | 2 回 | 0.02 km | 0 ms | 84 ℃ | 22 ℃ | 91 ℃ | 97 ℃ | 10 ℃ | 10 ℃ | 無 | 無 | 12800 rpm | 5.8 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | OFF | OFF | OFF | 受信有 | 受信有 | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 51199 rpm | 0.00 kW | 1000 rpm | 0 Nm | 93 s | 9.1 s | 0.9 s | 0.0 s | 有 | 未完了 | OFF | ON | OFF | ON | OFF | 3675 rpm | 4075 rpm | 1.928 L/s | 14.57445 | 4 | 4 | NA |
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アクアのガタガタ振動はISCバルブが原因
ISCバルブを洗浄した後はあきらかに振動が減りました。
緩やかな登坂の時に加速すると高確率でガタガタ振動していたものがスムーズに走るようになりました。
モーターからエンジン駆動に切り替わった時のエンジン音も小さくなり気にしなければわからない程度です。
アクアは2年ごとの車検の時にISCバルブとEGRバルブの洗浄をしてもらうと燃費向上とエンジン関連部品の保護に繋がるので、整備士に清掃をお願いするのもいいと思います。
実例)アクアの参考車検費用
dutyal research motor team report