故障診断のやり方　原因究明から修理費用を解説

フリードのブレーキ鳴きの特徴

ブレーキを踏んで止まろうとすると、大きくは無いですがキーキーとブレーキが鳴く音が出ます。

ブレーキ鳴きは乗り始めの1、2回だけ異音が出る事が多いです。

ブレーキを軽く踏む時に出る音もブレーキ鳴きの特徴です。

このフリードは時々、キコキコ音も聞こえました。

ブレーキは車検で必ず点検する箇所なので異常なほど大きい音でなければ車検の時に見てもらった方が工賃が安く済みます。

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気になる方は下記ページもご覧になって下さい。

• フリードのサイドミラーの修理費用
• フリードのエアコンが効かない原因

ブレーキパッド鳴きの特徴

上の画像はフロントのブレーキ付近です。

前側から音が聞こえて来るようならブレーキパッドの可能性が高いですが、今回は後ろから聞こえるような気がしました。

誰かに運転してもらって前後のタイヤ付近に立って音を注意深く聞けば判断できそうです。

ブレーキパッド異音の場合、ブレーキパッドが少ないと最初はブレーキを踏むたびにキーと言った音がでます。

ひどくなるとブレーキを踏まなくても走行中に「シャー」や「シャンシャンシャン」と言った音がタイヤの回転に合わせて聞こえます。

※ブレーキパッドの交換費用はオートバックス工賃表を参考にして下さい。

ブレーキパッド残量が多いのにブレーキ鳴きが出ている場合もありますが、そういった場合はブレーキパッドが劣化しているかローターが変形しているかのどちらかです。

この場合はブレーキを使用して熱が上がるとパッドとローターが柔らかくなり、接地面の抵抗が減って鳴きが消えます。

このフリードも乗り始めの少しだけキーキー音がしましたが、ブレーキパッドの残量はあったので、パッドが劣化で少し硬くなっているようです。

それよりもキコキコ音の方が大きいのでリヤブレーキを点検します。

リヤドラムブレーキの異音

このフリードはブレーキを踏むとキコキコ音の異音でした。

キコキコ音は主にブレーキペダルのグリスきれかドラムブレーキ内部の異音です。

今回は後ろからの異音なので、リヤブレーキを点検します。

このフリードのリヤブレーキはドラムブレーキです。

ドラム式の場合、ブレーキ鳴きは調整や清掃、グリスを塗ることによって音が消える事が多いです。

ドラムブレーキの仕組み

ドラム式ブレーキはブレーキパッドのように挟み込むブレーキではなく、ドラムの内側から広げて止めるブレーキライニングを使っています。

ブレーキを踏むと上についているホイールシリンダーのピストンが左右に押し出されます。下の画像の黒いゴム部分です。

ピストンでライニングが広がりドラムに当たります。

ブレーキペダルを離すとスプリングでライニングが戻り、ピストンも戻ります。

ライニングが磨耗すると、小さい音ではなく、大きい音でギーギーといったブレーキ鳴きがするため、今回のブレーキ鳴きは磨耗ではありません。

ブレーキ鳴きを消す方法は清掃と調整

上の画像のように実際にドラムブレーキを開けて見てみると、ブレーキライニングは十分ありました。

特に異常箇所がないため、清掃し、可動部分にグリスを塗り、最後にクリアランスを調整します。

上の画像のマイナスドライバー先端にクリアランスを調整できるアジャスターがあります。

※ギザギザした歯車がアジャスターで回すと伸び縮みし、ライニングが動く。

清掃、調整、グリスで音が消えました。

ドラムブレーキの場合は、ブレーキダストが中に蓄積されるため、定期的に内部洗浄、グリス、調整が大事です。

「車検整備で見るブレーキ検査」のページも参考に見て下さい。

ブレーキ鳴きを消す方法と修理費用

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