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パワーウインドウのモーターかスイッチの故障
助手席側のパワーウインドウが動いたり動かなかったり不安定な状態。
運転席ドアのスイッチを強く押したりゆっくり引いたり、色々試すが相変わらず動く時もあれば動かない時もある。
助手席のパワーウインドウスイッチで操作しても同じ症状のホンダ N-BOX 平成28年 JF1 4万km。
パワーウインドウのモーターとパワーウインドウスイッチはホンダ車に限らず頻繁に起こる故障の1つ。
何よりパワーウインドウが動かないと車検が通らないので、乗り続けるなら直すしかない。
NBOXのパワーウィンドウスイッチを点検
今回は動く時と動かない時があるので、モーターよりスイッチが怪しい。
基本的にモーター関連は過度に動かすと一時的に動かなく制御することもある。
また、故障していても1度運良く動くと10分や20分は正常に戻る事が多い。
今回は短時間で動く時と動かない時の両方が発生するので、モーター以前のトラブルと考えるのが普通。
整備書の配線図を見ながら作業する。
まず最初にメインになるヒューズやリレーを確認するが配線図を見ると両方とも助手席以外のパワーウインドウの電源に関わっているため、他が正常なら疑う箇所ではないので、除外して考える。そこまでの配線も同じく正常だと言える。
次に電気は運転席のパワーウインドウスイッチ、助手席のスイッチ、助手席のパワーウインドウモーターといった順番で流れる。ここからは逆から検証していく。
まずモーターに直接電気を流し動くか確認。
こちらは正常。ポイントは運転席スイッチと助手席スイッチの両方で動かない時があるという事。
そこでもう1つヒントになるような症状が出た。
パワーウインドウが下がるが上がらなくなった。
下げるのと上げるのは回路図が逆になるだけだが、回路図を見ると運転席スイッチ内の助手席回路の1部が上げる時のみ通過している所があり、その1部分が故障しているのが分かった。
パワーウインドウモーターも点検
今回は運転席パワーウインドウスイッチだが、パワーウインドウモーターも頻繁に故障するので、モーターの点検も念入りにする。
モーターは雨が降ったときなど濡れる場所についているので防水がしっかりしてるが内部の錆で故障することがある。
特に錆は見当たらないので、今回はパワーウインドウモーターは大丈夫。
しかし今後、故障の恐れがあることはオーナーに伝えておかなければならない。
N-BOXのパワーウインドウが動かない原因と修理費用まとめ
平成28年式 型式JF1 走行40000KM | |
メーカー 車種 | ホンダ N-BOX |
症状 | 助手席の窓ガラスが開閉しない |
音 | スイッチのカチカチいった音のみ |
臭い | なし |
振動 | なし |
原因 | スイッチ内部基盤の接触不良、モーター内部の錆 |
作業内容 | 助手席モーターの電源と錆確認。スイッチ回路の異常個所を探す。運転席ドア内張を外してスイッチ交換。 |
作業難易度 | 難しい スイッチの交換はドアノブ付近のビス1個とポケット付近のビスを1個外して内張を手前に引っ張るとクリップが外れ内張が外れる。裏からスイッチのビスを外せば交換はできるので、交換作業は簡単。しかし、故障診断は資料が必要なので素人では難しい。 |
修理代 | スイッチ15000円、工賃2500円。合計17500円。 |
後の支障 | 直さないとモーター固着。 |
車買替レベル | 不要 比較的軽い故障なので買い替えを検討するほどではない
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