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バネットバンの故障の症状
エンジンをかけてアイドリングをしてると「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」といった振動とエンジン警告灯が点灯している平成27年式、80000km、ニッサン、NV200バネットバン。
※ティーダやウイングロード、セレナなども今回と同じ故障が発生する事がある。
走り出しても加速が遅く、坂道も力無く登る。
室内もゆさゆさ揺れ、マフラーからの排気ガスも何だか臭い!
これでは車検の排気ガス検査も通らず、車検不合格になる。
もっとも警告灯が付いてる時点で車検はアウト。
この状態では手放すにしてもきっと車買取査定だけはしてもらえない。
NV200の警告灯をスキャンツールで診断
故障診断機である、Gスキャン、日立、バンザイ、ランチテックなどを車の運転席足元にあるOBDⅡ差し込み口にさせばすぐに何が故障しているかわかる。
今回は3番のイグニッションコイルが故障との結果。
NV200のイグニッションコイルは全部で4本。
同じ時期に故障しやすいので普通は4本交換する。
1本7千円程度、4本で約3万。
工賃はインテークマニホールドを外すため1万円。
ついでの作業で工賃が変わらないため、消耗品のスパークプラグも交換。
イグニションコイルとスパークプラグを交換
イグニッションコイルが故障するとスパークプラグの電極がガソリンで溶ける事があり、溶けたプラグを使っているとイグニッションコイルの抵抗が増え、破裂する事例もあるので、コイルとプラグは同時交換が良い。
下の画像はプラグだが2個あるうちの上のプラグにリークしているコイルが付いていた。電極が白くボロボロ、ドロドロ。
プラグとコイルを交換してエンジン不調回復、エンジン警告灯は過去の故障を記憶しているので点灯したままだが、これは直っていれば診断機で消去できる。
上の画像はNV200バネットバンのエンジンルーム。中央左寄りの黒いタコ足のような部品がインテークマニホールド。
その下にイグニッションコイルとスパークプラグが4本付いてる。下の画像は拡大したもの。
NGKと書かれてるのがイグニッションコイル。
下の画像はイグニッションコイル先端が溶けて電気がリークしている。
下の画像のようにスパークプラグと繋がるため、リークするとスパークプラグが正常に火花を出さなくなるので、エンジン不調になる。
NV200バネットのエンジン不調まとめ
平成27年式 型式VM20 走行80000KM | |
メーカー 車種 | ニッサン NV200バネットバン |
症状 | 警告灯点灯&エンジン不調 |
音 | ドッドッドッドッ アメリカンバイクのような音 |
臭い | 排気ガスが、ゆで卵のような |
振動 | アイドリング時にゆさゆさ、走行時はブルブル |
原因 | イグニッションコイルのリーク |
作業内容 | イグニッションコイルとスパークプラグの交換。その時、インテークマニホールドを外した。 |
作業難易度 | 難しい 素人では難しい |
修理代 | コイル7千円×4個、プラグ2千円×4個 工賃1万円 その他 診断料、パッキンなど全部で52300円 |
後の支障 | 不調時は不燃焼ガソリンがマフラーに流れるのでマフラー内部が高温になり三元触媒の寿命が縮む |
車買替レベル | 不要 比較的軽い故障なので買い替えを検討するほどではない
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コイルはよく壊れるようですね
そうですね。10万km近くになりましたら故障する前に交換してしまうのもいいと思います。もし車を売るなら車買取のコツをご覧ください。
プラグも変えますか?
プラグも交換したほうがいいです
わたしも
1個だけ交換して直りました
プラグも交換した方がいいですか?
同時交換をおすすめします。
車検をした数週間後にエンジンが揺れるようになりました。車検ではイグニッションコイルの交換をすすめられませんでしたが、消耗具合まではわからないようです。ある程度走ったら交換した方がいいようです。
NBOXに乗っていますが同じ症状でエンジン警告灯がつきました。プラグとコイルが壊れているようなのでよくある故障なんですかね