ヴォクシーの冷却水が減る故障の原因と修理代

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オーバーヒート警告灯がついた70ヴォクシー

時々、メーターの高温ランプ(赤色)が点灯する。

不安になってボンネットを開け、ラジエーターのサブタンクを見ると空になっている。

 

平成23年式、ZRR70 ヴォクシー、9万km。

ちなみに赤色の水温ランプ点灯は冷却水の温度が高いとつく、オーバーヒート警告灯。

 

ヴォクシーは異音の故障もよくある。

ヴォクシーのガラガラ異音はこちらを参照。

 

なお、車検を少しでも安くしたいなら「車検どこがいい?」のページが参考になると思います。

 

 

水温警告灯の赤いランプ

下の画像はヴォクシーではないが、参考に見てほしい。

画像左下の「赤い音符の下に波」のようなマークが水温高温警告灯。

警告灯

 

 

冷却水が減る原因を探る

エンジン付近を下から見ても漏れた跡がなく、なぜ冷却水が減ったのかわからない。

車を詳しく調べると、エンジンの横についてるウォーターポンプ付近が少しだけピンク色の粉が散らばっている感じがあった。

ヴォクシー

上のヴォクシーは違う年式だが、似たような感じなので参考に見てほしい。

 

 

ピンク色のクーラントが漏れた形跡

タイヤを外してホイールハウスカバーとファンベルトを外さなければ分からないほど少量の漏れもある。

少量の漏れはエンジンの熱で蒸発してしまうため、ピンク色したクーラントだけが粉として残っているのが特徴。

 

 

クーラントの漏れはウォーターポンプ

ウォーターポンプの取り付け部分ではなく、回転するプーリーの中央から漏れる場合が多い。

ヴォクシーのウォーターポンプ

上の画像は左が新品で右が漏れていたウォーターポンプ。

中央にピンクの粉らしきものが見える。

 

このプーリーはファンベルト回される。

 

 

 

ウォーターポンプを交換

下がウォーターポンプの裏の画像。

ヴォクシー

ここがエンジンのブロックに付いている。

ウォーターポンプ表はプーリーで回り、裏は羽で水を流す仕組みになっている。

 

下がウォーターポンプを外したエンジン側。

ヴォクシー

整備工場なら交換は比較的に簡単。

ファンベルトを外してウォーターポンプを固定しているボルトを4本外せば交換できる。

 

 

冷却水のエア抜き作業は要注意

素人では交換後の冷却水のエア抜き作業もあるので、さすがに作業は難しいが漏れを見ることは出来る。

早く見つければエンジンの負担が減るので、参考にしてほしい。

 

エア抜きは難しくはないが、エア抜きが出来たかどうかの判断が難しいので、整備工場に頼むのをおすすめする。

エア抜きが不十分なためにエンジンがヒートして歪んでしまう事があるので、自分で作業する時は要注意。

 

 

エア抜き作業の概略

ラジエーターキャップを外してピンク色のクーラントを溢れるまで補充する。

クーラントはオートバックスなどで希釈不要な商品を買うと簡単。

ラジエーター

①、上の画像はヴォクシーではないが、このようにキャップを外してクーラントを溢れる位まで入れる。

 

クーラント

②こちらの画像もヴォクシーではないが、サブタンクもMAXまで入れる。

 

③、キャップを閉めて、エンジンをかけ、ファンが回ったらエンジンを切る。

途中でラジエーターのアッパーホースとロアーホースをポンプのように強く握ってエアーを送り出す。

 

エンジンが冷えたら、ラジエーターとサブタンクをもう一度、満タンする。

以上が正しいやり方だが、キャップを外してエア抜きをする方法もある。

 

キャップを外した方が間違いなエア抜きができるが、コツがいるので、少し難しい。

ヒーターが効けばエア抜きが正常できていると思ってよい。

 

 

 

ウォーターポンプの交換費用

ウォーターポンプ11,000円
工賃10,000円
クーラント4,000円
合計25,000円

なお、もうすぐ車検ならヴォクシー車検費用の相場ページも参考にしてほしい。

 

ウォーターポンプの異音は漏れの前兆

エンジン付近からアイドリングでコトコト音が聞こえる場合、ウォーターポンプのベアリングが弱っている可能性が高い。

軸のベアリングが弱ると、回転する羽が揺れてボディに当たってコトコト音が出る。

 

悪化すると軸から冷却水が漏れるので、音が出てたら注意が必要。

 

 

ヴォクシーの冷却水が減る原因と修理費まとめ

平成21年式 型式ZRR70 走行90000KM
メーカー 車種トヨタ ヴォクシー
症状警告灯点灯(赤色の冷却水温ランプ)
エンジンを冷やすためにファンが多く回るので、エンジン付近からモーター音が気になる時もある
臭い
甘いにおい
振動 
ファンが頻繁に回るのでエンジン振動が大きくなる
原因
経年劣化
作業内容フロント右タイヤを外してホイールハウスカバーを外してファンベルトを外す。そしてウォーターポンプ本体を交換。その後、クーラントを補充してエア抜き。
作業難易度[star rating = "4"]難しい 素人では難しい
修理代
ウォーターポンプ本体11000円、工賃10000円、クーラント補充とエア抜き4000円。
後の支障
オーバーヒートによるエンジン歪みが大きいと、冷却水が燃焼室に混入してガソリンとともに燃焼してしまい、1か月おきに冷却水が減りオーバーヒート
車買替レベル 

[star rating = "5"]必要  早く気が付いて直せば問題ないが、オ1度でもーバーヒートしたエンジンは弱るので、そこそこの年式、走行距離なら買い替えた方が良い。

 

 

 

 

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