イエローハットやオートバックスなどで売られているアルミホイールは、フェンダーからはみ出るギリギリの範囲に設定されている商品が多いです。
【 オートバックス車検はコチラを参考にして下さい
逆にホイールが奥に入っている場合は、ブレーキキャリパーに接触してしまう為、スペーサーを使って外に出したりする改造があります。
フェンダーはみ出しホイールは車検に通らないですが、はみ出なければホイールスペーサー自体は装着して保安基準は満たすのでしょうか?
ホイールを交換されている方は車検の前にご覧になって下さい。
車検費用でお悩みの方は車検安いランキングをご覧下さい。
目次
車検に通らないホイールの保安基準
アルミホイールとスチールホイールの違い
タイヤと組み付けするホイールはサイズ、強度が大事です。
ホイールの別名称 材質によって名称が追加される
|
アルミホイールには国土交通省の技術基準に合格したJWLマークがなければダメです。
トラックやバンなどの貨物車はJWL-Tのマークが必要です。
外国製のアルミホイールにはこのマークがない場合があるにで注意して下さい。
タイヤの車検基準は◀️コチラのページを参考にして下さい。
ホイールの取付位置
4箇所、フェンダーより外側に出ない位置。
使用個数
4個
刻印JWLの確認方法とはみ出し基準
タイヤの中心垂直線から前側30度、後側50度の範囲内ではタイヤとホイールが10mm以上はみ出てはダメ。
アルミホイールの場合はホイール本体にJWLもしくはVIAマークがなければいけません。
ホイールの種類によってはスポークの裏側など表からは見えない位置に刻印がある場合もあります。
そういった場合、鏡を使って刻印を確認しますが、ブレーキダストで汚れていて見えない事もあるのでウエス等で拭いて探して下さい。
VIAマークはJWLマークがあるのが最低条件なので、VIAマークだけでも確認できれば車検対応です。
ホイール傷が大きいと車検に通らない?
検査員の判断になりますが、ホイールの傷によってエアーが「漏れている」もしくは「漏れそう」と判断されると車検に通りません。
その他にスポークに大きなヒビなどが見えてあきらかに強度が弱っているようなホイールもダメです。
小指の爪程度の傷や歪みでしたら、おそらく大丈夫です。
傷には明確な基準はありませんが、検査員の判断に任せられている部分が大きいようです。
タイヤの溝やヒビの限度はスリップサインのページを参考にして下さい
ホイールスペーサーはホイールナットが重要
スペーサーが車検不合格となる場合は装着することによって以下の症状になった場合です。
車検に通らないパターン
- ホイールがフェンダーから10mm以上はみ出る
- ホイールナットが2回転ほどしか回らない
この2つですが、スペーサーが厚すぎてホイールボルト先端にしかホイールナットが付かない場合、ホイールボルトが折れる可能性が高いので、検査員が不合格を出す前に整備士が整備途中に不合格にします。
ホイールボルトが折れると重大な事故になる
ホイールバランスがダメだと車検に通らない?
ホイールバランスが悪い程度なら車検は通ります。
バランスが悪い程度ではなく、バランス調整不能なほどホイールやタイヤが歪んでいるようですと車検は通りません。
車検に通らないパターン
- 検査員の目視点検で不合格
- サイドスリップ検査で不合格
- スピードメーター検査で不合格
- ブレーキ制動力検査で不合格
ホイールバランスが悪い場合、ある一定の速度の時だけハンドルがブルブル振動するのが特徴です。
社外ホイールでディーラー車検は通らない
ディーラーでもお店によって対応が変わります。
車検対応ホイールが装着されていても厳しいお店では車検に通らない以前に受け入れも拒否されます。
理由は色々ありますが主に次の2つです。
①ホイールの傷
車検ではホイールを外さなければならず、社外ホイールはナット取付部分が狭い商品が多く、慎重に作業しなければ傷がついてしまいますので、お客様自身でノーマルに戻してこなければ受け入れないお店も多いです。
もう1つは、車検の検査ではスピード検査やブレーキの検査でホイールを機械で動かして固定するので、傷が付く可能性もあるからです。
②ノーマル状態で正常に動くことが重要
車にはコンピューターで制御されているデータが多数あります。
そういったデータはノーマル車両の基準になっているので、社外パーツが取り付けられていると数値が変わってしまって故障を見落とす可能性も出てきます。
信用第一のディーラーでは正確な整備が求められているので社外パーツには厳しくなっています。
社外ホイールでも車検を引き受けてくれるお店
当然、社外ホイールを販売しているお店は大丈夫です。
代表的なのがオートバックです。
オートバックスでは改造パーツを多数販売していますが、車検の指定工場もあるので、オートバックの検査員はディーラー検査員よりも社外パーツの扱いになれています。
ホイールの傷なども防止する工具もあるので、少しでも改造している車の車検はオートバックスがオススメです。
こちらのページも参考にして下さい。