ポジションランプは車の前方両サイドに装着されているライトです。正式には車幅灯と言います。
スモールランプとも言い、同時にテールランプも点灯する構造なっています。
LEDに交換したり、綺麗な白色に発光する電球に交換する人がいますが、違反ではないのでしょうか?
保安基準は簡単に言えば車検対応です。保安基準適合商品なら車検対応商品ということです。
ポジションランプについて調べましたので紹介します。
※ヘッドライトの車検基準はこちらを参考にして下さい。
車検でお悩みの方は車検人気ランキングも参考にして下さい。
目次
ポジションランプの車検基準
ポジションランプの別名称 ポジションランプ = 車幅灯 ポジションランプ = スモールランプ ポジションランプ = クリアランスランプ |
ポジションランプは上のように人によって呼び方が変わりますが、どれが正解といったわけではなく、どの呼び名でも通用します。
ポジションランプ取付位置
車の前方両サイド、照明レンズ上側が高さ2.1m以下、レンズ下側が高さ0.25m以上。
レンズの大きさは15cm×15cm以上。
左右対称であり、レンズは外側から400mm以内にあること。
ポジションランプ使用個数
2個もしくは4個。
電球ではなくレンズの数です。
1つのレンズ内に車幅灯の電球が何個入っていても問題ありません。
車幅灯が点灯しているレンズ本体が2個か4個ということです。
ポジションランプの色
白、ただし、ウインカーと同じレンズを使用している場合や、ウインカー兼用の場合はオレンジ色でないと車検に通らない。
性能、機能
- 夜間前方300mの位置から見えること。光源5W以上30W以下。
- 車幅灯のレンズの中央から上方15°、下方15°の角度から光が見えること。
以下の照射範囲も参考にして下さい。
- 進行方向に平行な鉛直面より内側45°、外側80°から見えること。
- ウインカーと兼用のポジションランプの場合、ウインカーの作動中は車幅灯は消灯しなければならない。
- 車幅灯が点灯している場合は、点灯している表示をすること。(メーター内の車幅灯ランプを点灯させる)
- 損傷や汚れがないこと。
LEDのポジションランプは車検に落ちる?
車検対応と書かれているLEDでしたらほぼ車検は大丈夫と言えますが、製品によっては初期不良などで、チカチカ点滅したり、光度が低い物もあります。
そういった不良製品は車検対応と書かれていても車検は受かりません。
車検対応製品が正常な場合の時に車検に合格します。
車検に通るルーメンとケルビン
レンズを交換するのではなく、バルブ(電球)のみをLEDに交換するのでしたら色が白なら大丈夫です。
色の目安はケルビンで判断します。
- 5000ケルビンは少し黄色に感じます。
- 6000ケルビンは純粋に白色です。
- 7000ケルビン以上は青く見えやすいです。
市販されている車幅灯のLEDは6000ケルビンが多いので、大丈夫ですが、7000ケルビン付近のLEDですと、検査員によっては不合格になる場合もあります。
明るさはルーメンです。
明るすぎても車検はダメですが、実際に測定するのは難しいので、多くの製品は明るさで車検に通らない事はありません。
車幅灯の明るさ上限 純正は5Wの50ルーメンです。明るさの上限は30Wまでなので、約300ルーメンまで明るくても大丈夫です。 |
その他にライセンス用(ナンバーランプ)と車幅灯用(スモールランプ)が似ているので注意して下さい。
違う用途のLEDを付けても車検は通ってしまうかもしれませんが、光の照射する位置が違うので、ナンバーを照らさなかったり、車幅灯は対向車に見つけにくい光になっていたりするので危険です。
LEDの種類を確認して取付しましょう。
車検対応のLEDポジションランプおすすめ
PIAAのポジションランプは初期不良も少なく、オススメですが、お値段はそれなりに高いようです。
ポジションランプで400ルーメンといったかなり明るい商品もありますが、実際はレンズが曇っていたり、経年劣化で黄ばみもあるので、車検基準を超えた明るさにはなりません。
ポジションランプを明るくするだけで、レンズが綺麗に見えて、車の高級感が増します。
オートバックスの整備士さんなどと相談して車検対応の良いLEDを探して見て下さい。
ポジションランプ切れた時の交換方法
ポジションランプの交換はどの車でも比較的に簡単です。
整備パーツで有名なエーモンのサイトがわかりやすかったので、引用します。
交換方法
①ポジションランプ球の場所を確認
②ランプ球の裏側ソケットを左に回して外す
③ソケットから電球を引っ張って外す
④新しい電球を差し込み、逆の手順で組み付け
※画像出典:エーモン
とても簡単ですが注意点は3つあります。
①ソケットを左に回すのが硬い |
ソケットを左(反時計回り)に1/4周回すと外れますが、力が必要です。手で回らない時はプライヤーを使って回転させます。 |
②工具で外すと割れる |
ポジションランプはソケットにささっているだけです。 工具も必要なく引っ張るだけで外れますが、滑って外れない場合はプライヤーを使う事もあります。 電球はそれほど丈夫ではないので、加減をしないとわれてしまいます。 割れると掴むところがなくなり、取り外しが大変になるので注意して下さい。 |
③ガラス部分に触れるので油分は厳禁 |
交換するにはガラス部分を手で掴むしか交換方法はありません。 ガラス部分は熱を発しますので、油分が付着するとより熱くなり、電球の寿命が短くなります。 |
夜間はポジションランプが常時点灯する規格に変わってきているので、ポジションランプは以前より消耗が早くなっています。
自分でLEDタイプに交換できると楽しいと思います。
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