車の買い替え時期で重要とされているのが車検。車検は軽自動車でも最低5万円以上、普通車でしたら8万円以上かかるのが一般的です。
それだけの費用を払っても下取りや買取価格はほとんどかわりません。でしたら車検前に買い替えるのが一番無駄がありません。
「車検通したばかりだけど車を買い替えたい」といった人が知恵袋で相談しているのも見てみましたが、色々な方の意見を見てもやはり損はしてしまうようです。
でしたらなるべく早くに行動するべきです。
車は契約してもすぐに納車されません。新車は数か月待ち、中古車は整備期間が長い、新車も中古車もすぐには乗ることはできません。
ここでは、
- 車検満了日の何か月前に行動したほうがいいのか?
- 車検前に買い替えるメリット
- お得な売買時期
についてご紹介いたします。
目次
車検前に車を買うメリット
やはり車検時期を目安に買い替える人が1番多いです。
逆に買い替えではなく、車の保有をやめてしまうような人は車検まで乗ってやめるのではなく、途中で手放す事が多いです。
なぜかと言うと、やめる理由のほとんどが、大きな故障だからです。
車検は乗用車でしたら2年に1度で、費用は10~20万円程度。
それだけの費用を払って1年以内でやめるのは費用の無駄です。
車検を取って乗ってる間にタイヤ交換や故障などもあり、追加費用が発生する事が多いので、買い替え予定があるのでしたら車検を取らずに次の車の頭金にした方が得策です。
車検をとってから買取査定しても査定額はほとんど上がりません。
改造車でもない限り、車検の有り、無しでは3万円位の差が一般的です。
よくある質問
Q.車検が残ってる時に売ると重量税や自賠責保険料は返ってきますか?
.売る場合は返ってきませんが、廃車など抹消手続きをして、還付手続きを行えば月割りで返ってきます。買取店によっては交渉次第で買取価格に重量税と自賠性保険の残りの価格に近い価格を上乗せして買取してもらえる場合もあります。
車検で買い替えるなら新車から3年後がベスト
これも実は車検と関係しているのですが、新車から1回目の車検は3年後です。
次からは2年後になります。
新車から3年以内でしたら、車はほとんど故障しませんが、万が一故障した場合、保証が付いているので、ほとんどの箇所は無料で直してもらえます。
乗り方にもよりますが3年のサイクルで買い替えて行けば、ずっと故障と車検と消耗品の交換を知らずに車に乗ることが可能です。
しかも新車3年経過の車は状態が良い車が多く高く売れます。
1度車検を受けて5年後に変える場合、その間に消耗品の交換は必ず発生します。
以下は5年以内に発生しやすい主な交換部品です。
ブレーキパッド、ファンベルト、タイヤ、プラグ、エアーフィルター、エアコンフィルター、ブレーキオイル、CVTオイル 5年後は査定額が一気に下がるのと、消耗品の交換で維持費もかかるので、買い替えには不向きな時期となります。
ちなみにトヨタのヴォクシーの査定額は4年経過車と5年経過車とでは大きな開きがあったので、5年経過する前がいいのかもしれません。
よくある質問
Q.エアコンガスは5年たつと無くなる?
.無くなりません。エアコンガスは漏れない限り無くなりません。カーエアコンの仕組みを参考にして下さい。
車を売るのは3月は◎5月は×
車買い替えとは、今まで乗っていた車を売って新車や中古車を買う事です。
車の売却だけに絞って言えば車検が多い3月に売るのは大正解です。
理由1、来年の自動車税を払わなくて済む 。理由2、新生活に向けて車の需要が上がり比例して買取額も上がる。
以上のように3月に買い替えるとお得な理由が2つありますが、5月はまったく逆の現象が起き、自動車税を1年分払うのと、車の需要が一気に下がり、売れないので、買取価格が下がるといった具合に買い替えのデメリットが多くなる月です。
ベストなタイミングは3月末に車を売って次の車購入の契約をし、名義変更登録を登録を4月にする事です。
この流れなら車の下取り価格は3月の高騰時期で高く売れ、次の車は4月の登録になるので自動車税が1か月分少なくなるので、一番お得です。
新車購入をお得にするには5月とかではなく、新型発表後に契約するとお得な車の値引きと特典が多く付きます。
安く買えますが、納車後すぐに旧型となるデメリットはあります。
よくある質問
Q.車を売ると払った自動車税は返ってきますか?
.売った場合は買取業者が抹消しなければ返ってきません。詳しくは下で解説します。
車を売るなら走行7万kmが目安
軽自動車は7万kmを越えると査定額が大きく下がります。
傷なども多く、不人気車種ですと査定額0円といった事もあります。
軽自動車はエンジンが小さく、普通車と同レベルで道路を走るとなると、回転数を上げるしかありません。
回転を上げるとそれだけエンジンが磨耗するので、軽自動車のエンジンは弱りやすいです。
その点、普通車は車種にもよりますが10万km越えても弱ってくる事もなくまだまだパワーがあります。
しかし10万km位からシートのヘタリや室内のスレ、テカリなどが多くなり、査定額も下がります。
それと買う側から見ると10万km以下で買いたいという人が多いので、10万kmが買取査定で大きな節目となっています。
故障やメンテナンス費用などの維持費も考えると、買い替えでお得な距離は軽自動車で7万km以下、普通車は10万km以下ですが、売る場合は走行距離と年式を一緒に考えるのが大事です。
よくある質問
Q.10万km超えると故障ばかりって本当?
.そんな車ばかりではありませんが、10年経過の10万km超えは故障しやすいのは確かです。経過年数も合わせて考えて下さい。例えば5年程度で10万kmでしたら、あまり故障はしません。
月末は最高の車購入タイミング
買取業者も中古車販売店も新車ディーラーも必ずノルマがあり、そのノルマも従業員個人のノルマであったり、店舗ノルマであったり、とにかく月末の店舗は必死です。
買取査定はどこよりも高くなりやすく、車の購入は大きく値引きしてくれます。
しかし、駆け引きは必ずあり、交渉上手でなければ難しいです。
それでも月初より月末の方がお店側に力が入っている事は確かです。
月初から少しずつ交渉していき、月末に結論を出す段取りで進めていくといいでしょう。
よくある質問
Q.買取業者が今月中に売らないと10万下がると言われたけど本当?
.本当かどうか正確にはわかりませんが、おそらく交渉術の1つです。一括査定で他の業者に聞いてみれば本当かどうかわかると思います。
車を買い替えるなら車検何か月前に動くべきか
今までポイントを以下でまとめます。
- 車検前と後でも下取り価格はあまり変わらないから車検前に売る
- 新車から3年経過したときに買い替えるのが得
- 走行7万キロ以下で売ると無駄がない
- 月末はお店側がサービスしてくれるので絶好の売買時期
3月末に売って4月に次の車の登録がベスト
4月か5月に車検満了の車に乗られている方はいい時期に買い替えができると思います。
そうでない方は上の4つのどれかが当てはまるように売買すると無駄な費用を抑えられると思います。
いずれにしても車の購入は契約してから納車まで中古車なら1ヵ月~2ヵ月程度、新車ですと車種にもよりますが2ヵ月~6か月程度かかります。
新車を購入する場合
車検満了日の1年前から購入計画をたて、遅くても満了日の半年前までに契約
中古車を購入する場合
車検満了日の3か月前までに契約をする。そのため、車を探し始めるのは車検満了日の6か月前
車検満了日に間に合わないと?
車の納車に間に合わないから車検をするのは本当に無駄な費用になります。1ヵ月レンタカーを借りる位なら安い車検を通した方がまだ損は少ないですが、少なくみても4万円は出費になってしまいます。もしどうしても車検を受けなければならないようでしたら車検安いランキングを参考にして近くの安い車検店で最低限の車検を済ませてください。
最後によくあるトラブルもご覧ください。
よくある車売買トラブル
売った車の税金を戻してもらえない
下取りの契約内容によりますが、一般的には税金も含めた下取りの価格にする事が多いようです。
自動車税は4月1日時点の所有者が県に支払うべきもので、自動車税が県から戻って来る時は廃車(抹消登録)にしてナンバーを返さなければなりません。
ポイント 抹消すれば月割り計算で自動車税が戻りますが、下取りや買取の時は廃車にするわけではないので買取業者が自動車税の月割りも計算して買取してくれることが多いです。 |
実質、自動車税も含めて買取額が支払われると思った方がよいでしょう。
車検の時に払う重量税や自賠責保険料も手続きを行えば月割りで返ってきます。
任意保険の続きに注意
初めて車を購入する時は、営業マンが保険の事まで気にかけてくれて販売店であいおいニッセイ同和損保など大手自動車保険会社に加入するかソニー損保など低価格なインターネット自動車保険に加入するかアドバイスしてもらえます。
しかし自動車の買い替えとなると、自動車保険にあらかじめ加入されている人がほとんどで、ご自分で保険会社に連絡して、車を買い替えた事を報告して車両入れ替えといった手続きをしなくてはなりません。
これは保険の性質上、自動車販売する営業マンが代理で手続きする事はできず、電話などで仲介することも出来ません。
契約者が直接、保険会社か代理店に連絡して手続きします。買い替えた場合、以下を参考にして下さい。
車の買い替えにあたり保険手続き流れ
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