通勤距離が長い人や、遠距離移動が多い人は、少し燃費が良くなるだけで1ヶ月数千円変わり、ガソリン代の節約になります。
燃費が悪化する原因は大きく分けて2つです。
- 乗り方
- メンテナンス
乗り方は方法さえわかれば今すぐにでも実践できますが、メンテナンスはイエローハット車検などのカー用品店やディーラーなどの整備工場に任せるしかありません。
出来れば車検整備と一緒に燃費アップにつながる整備をお願いすれば余計な手間はかかりませんが、車検は2年に1度しかありません。
もうすぐ車検でしたら、少しの間は燃費アップ乗り方だけで我慢して車検の時に燃費向上整備をお願いしましょう。
車検がまだまだ先でしたら、待っている間にもみるみるガソリンが減りますので、すぐにオートバックスに行って下さい。
乗り方とメンテナンスの両方をミックスさせれば、燃費は最大限に良くなるでしょう。
それでは燃費の良い車と燃費の良い乗り方、そして燃費を良くするオートバックスメニューをご紹介します。
目次
燃費の良い車ランキング(軽自動車、コンパクト、ミニバン)
最初から燃費の良い車に乗ればそこまで燃費を良くしようとは考えません。
これから燃費の良い車を購入しようと思っている人は参考にして下さい。
軽自動車燃費トップ3の口コミ(カーセンサーより)
1位アルト (14年12月~生産中モデル)の燃費

JC0822~37km/L
アルトの口コミ
燃費が良いのと車重が軽いのでターボ無しでも軽快に走ります。 燃費はWLTC市街地モード22.1に対して通年で19です。 片道通勤5㎞の隣接市間移動メインでエアコンは気候に応じて使用で、冬場でも15、夏場で18春秋で21ですね。 |
ATなのにシフト感がかなりひどく体が前後に揺さぶられるほどです。 |
想像していた以上にアクセルレスポンスがいいです。車重が軽い為ですかね。 |
R06A型エンジンの信頼性。とにかく車重が軽い。とにかく安い。とにかく燃費がよい。ハイブリッド以外ではナンバーワン。小回りがきく。 |
3気筒エンジンがうるさい。遮音材をコストカットしている。AGSは1速2速にかなりのラグがあり、流れのよい幹線道路へよーいどんで合流しようとするとき、後続のクルマにかなり接近される |
なによりも燃費が良い。カタログを見たときはまさか、と思ったが実際に乗っていても、ガソリンの給油に行く頻度が格段に下がった。最近の燃費の良さには本当にびっくりさせられる。アイドリングストップがついているのでエコでもある。維持費は安く済むので家計に優しい。 |
2位キャロル (15年01月~生産中モデル)の燃費

JC0827.2~37km/L
小回りが効き乗りやすい 燃費も抜群 以外に広くて快適 |
加速性能など、走行に関する点は、やはり物足りなさを感じます。 |
乗り心地 堅めの乗り心地と紹介はされているが、小回りも聞くしシートも座りやすいので アルトと比較してもさほど変わらない |
加速 アルトと比較されるだけあり、やはり高速での加速やスピードを出す際に重さを感じて不満感を覚える方もいると思う。加速した際のエンジン音と振動は気になる部分でもある。 |
エアコンをつけると加速がかなり悪くなります。上り坂も苦手。 |
高速走行をしてみたが、やはり軽自動車なので加速、走り共に満足はできません |
3位アルトラパン (15年06月~生産中モデル)の燃費

JC0827.4~35.6km/L
ハンドルを切った後の戻りが弱い、 交差点などを曲がった後、車体がまっすぐになると普通はタイヤも直進方向に戻ろうとする、 ラパンはこれが弱い、積極的に自分でハンドルを戻さないとならない |
車体が低いので、大雪が降った時ハマりました。 |
少し車内が狭いので、体が大きい方だと窮屈だと思います。また、荷物乗せる所も狭いため荷物が多い時は少し不便です。 |
天井が少し低く、少し圧迫感があります。 |
燃費が思ったより良くない。 |
良かった点はとにかくデザインが可愛い |
次はコンパクトカーの燃費トップ3の口コミです。
1位ブーン (16年04月~生産中モデル)の燃費

JC0824.4~28km/L
次のパッソを参考にして下さい。
2位パッソ (16年04月~生産中モデル)の燃費

JC0824.4~28km/L
加速が遅い |
幅が広い分やはりゆとりを感じます。 燃費は街中の通勤や買い物のみのときで、14キロ前後、200から300キロのわりと平坦な一般道のドライブで、20から25キロ走るので軽より燃費が良い |
シートがもっとクッション性が欲しい |
カタログ燃費はリッター20超えでしたが、実際自分が街乗りが多いこともあり、良くても14ぐらいなのは少し残念でした。 |
燃費はカタログでは1リットル27㎞となっていますが、それより低いと思います。 特に私は平日スーパーの買い物など街乗りがメインなので、燃費は12-13キロです。 |
夏に、クーラーをつけると、エンジンにどうしても 影響してしまうのが、ちょっと・・・。上りさかなどは、クーラーをきってから走行していました。 燃費は、よいとは、いえないかな。私の車の乗り方にもあるかもしれませんが |
3位ノート (20年12月~生産中モデル)の燃費

JC0828.2~38.2km/L
純正ハンドルの、握り心地が良くない |
乗りごごち重視の方にはちょっと、足回りが固いかも知れません |
あまりにも全てが普通 |
予想以上に良く走る車 |
ちょっと踏み込むだけで驚くほど加速していきます。 |
燃費重視で買った割にはガソリンの消費が早い |
最後にミニバンの燃費トップ3の口コミです。
1位シエンタ (15年07月~生産中モデル)の燃費

JC0815.2~28.8km/L
ハイブリッドと、CVTにまだ慣れないので変な感じです |
全ていいけど燃費がもう少しあがればなってくらいでほとんど文句なし |
重量が重く感じる為に、加速が遅く感じます。あと、高速道路での燃費があまり伸びない |
思っていた以上に燃費がいい |
燃費はリッター14くらいです。ハイブリッドでなくてこれは優秀ではないかな。。 踏み込んだ分にしっかり応えてくれるという点で全く問題ありません |
燃費があまりよくないと思います。 私はガソリン車にしましたので仕方ないかもしれませんが、遠乗りでも20㎞/Lいきません。街乗りだけだと10㎞/L台です |
2位フリード (16年09月~生産中モデル)の燃費

JC0816.4~28km/L
ニ列目のシートの座面が低いように感じます。足の長い方だと、太ももが浮いて体育座りのようになってしまいます。 三列目は狭いしシートも硬く乗り心地は正直良くない為、あくまでも臨時用と考えています。 |
ホンダセンシングの中でも追従機能は便利です。最初は恐々と操作していましたが、慣れると特に高速道路での運転が楽になります。一般道での使用は車線変更が頻繁に行われるような道路だとブレーキを踏む場面が多くなるのであまり使用する機会はありません。 |
電子制御されたハンドリングはすばらしい! 低速時のハンドルの軽さはすばらしい! 高速時のハンドルの重さもちょうど良いです! |
エアコン使うと燃費は11キロくらいになる(使わないと15キロくらい) |
基本、街乗りの週末のみなのですが、 1ヶ月ほどで、インターナビの生涯燃費で16.5km/lです。 HVにはかないませんが、いい数字をたたき出している |
費はリッター16.4キロ十分満足です。 運転技術でもう少し伸びるかもしれません |
3位ゴルフトゥーラン (16年01月~生産中モデル)の燃費

JC0818.5~19.3km/L
エンジン&AT 踏めばリニアに答えてくれるエンジンで、アクセル踏み込み量に応じた加速。 市街地ではサクサク変速、個人的にはCVTの滑り感が好みでないため このエンジン&ATの組合せに満足しております。 燃費 通常使用で約8Km/L 高速道路約13Km/L ハイオク指定です |
燃費: まだ走行距離が200kmなのではっきりとは言えませんが、街乗り12-13km/l 高速15km/l でした。 先代より1-2km/l くらいはアップ カタログ18km/l なのでもうちょっと良くなってほしいです |
燃費 市街地だけだとそれほど良くないし、自慢できるほどの数値ではないが、一般道8~11、高速14~16㎞/Lは車格を考えると納得 |
市街地約8km/L 高速約12km/Lの燃費 高速道路法定速度×トゥーランEの排気量巡航でも10km/Lは走る |
スキー等で長距離走行時では15Km/L程度走ってくれたので十分満足しております。 過給機無しの2.0Lエンジンは踏めば気持ちよく加速 |
車に守られている感じや加速感、国産車と優先させるところが違うのかなと。高速は、今までの車で1番安心です |
低燃費車が国産が1番だと思っていたのでゴルフトゥーランが燃費ランキングに入っているのは驚きです。
せっかく燃費の良い車でも燃費が悪くなる乗り方では台無しです。
燃費が悪くなる乗り方ワースト3
燃費が悪くなる乗り方は想像出来ますか?
何となくご存知かと思いますが、代表的なのが急発進、急ブレーキです。
エンジンをかけた後にナビやドライブレコーダーがヒントを教えてくれる商品もありますが、こちらでも「急発進や急ブレーキはやめましょう。」とよく言われるのできっと燃費が悪くなる乗り方だと気が付いてる人も多いはずです。
車の乗り方で燃費に関係するのは主に3つです。
- 急発進: スタート時にアクセルペダルを強く踏む
- 急ブレーキ: 短距離で止まれるような強いブレーキ
- エアコン使用: エアコンのスイッチを入れて走る
細かい事を言えば、走行抵抗が増える「頻繁な車線変更」や空気抵抗が増える「窓を開けて走行」、重みで加速抵抗になる「ガソリン満タン」など、色々ありますが、燃費が大きく変わるのは、急発進、急ブレーキ、エアコン使用です。
車の乗り方ではこの3つを気を付けましょう。
では具体的にどうすればいいのかご紹介します。
燃費を良くする急発進もある
車は動き始めに大きな力が必要なので、ガソリンも多く消費します。
多くの車はシフトレバーをドライブに入れておき、ブレーキペダルを離すとクリープ現象といってゆっくり前進します。
実は急発進にも2種類あって、クリープ現象前の急発進と、クリープ後の急発進があるのです。
信号待ち等で車が停車していてもエンジンを動かすため、少量のガソリンが燃えています。
この少量のガソリンで車の一番パワーのいる初動をクリアすれば、その後の加速がスムーズになります。
急発進が悪いのではなく、クリープ現象前の急加速がガソリンを消費していたのです。
アクセルの踏み方! ドライビングテクニック

画像出典: 日産デイズ
トラックの運転手は重く出だしの遅い車の運転に馴れているため、発進が上手で低燃費運転です。
よく観察していればわかりますが、大型トラックの遅い車は赤信号で停止線まで行かないように、徐行して停止線付近まで近づきます。
なぜかと言うと重いトラックは発進時に大きなパワーを加えてもスピードが出ません。
いくら燃料を消費しても車は進まないのです。
しかし、ゆっくりでも動いていると、初動の大パワーは必要なく、小パワーでスピードが出ます。
トラックの運転手は燃費を気にしているかどうか分かりませんが、ストレスなくスムーズに運転するために、自然と燃費が良い運転をしていたのです。
あなたは信号待ちの時、前方の信号だけでなく、交差している横の信号を見ていますか?
もっと言うと横の信号の歩行者信号機も見ていますか?
トラックの運転手のように燃費の良い急発進を目指すには横の信号を見るのは必須です。
- 横の歩行者信号機が赤になったら心の準備を始める
- 横の車道信号機が赤になったらブレーキペダルをはなす
- 自分側の信号機が青になったらアクセルを踏む
ここで急発進するにしても、スピードが出たらアクセルペダルを緩めてギヤを上げます。
ギヤが上がったらアクセルペダルをゆっくり踏んで加速しましょう。
ギヤとはミッションの事で、ミッションはエンジンの回転を増幅させてスピードを出します。

画像出典: TOYOTA
低速時はギヤ比を上げてエンジンとミッションを直結するような感じで、すぐにスピードが出せるようにしています。
ギア比が下がればエンジン回転が低くてもミッションが多く回転するようになるので、少ない力でスピードが出て、低燃費走行が可能です。
CVTタイプのミッションはギヤ比をプーリーの変形によって変化させているので、スピードによってギヤが変わった感じがしませんが、ロスを限りなく下げて燃費を良くしています。
アクセルワーク 横の信号機が赤になったらクリープ現象を利用して、前進させる。前の信号が青になったら少し強めにアクセルを踏んで40kmまで出し、アクセルペダルを少し緩めギヤを上げる。徐々にアクセルを踏み込みガソリンをあまり使わない加速にする。 |
エンジンブレーキで燃費アップ&車検費用ダウン

画像出典: 日産デイズ
良い急発進はトラックのように完全停車させない事です。
そのためにはブレーキテクニックも必要になります。
今回は前方の歩行者用の信号機を見てブレーキ操作します。
次の交差点の信号機は当然見ますが、左右の小さい歩行者信号機も見ます。
歩行者信号機が赤になった後、車道信号機も赤になります。
そこで、歩行者信号機が赤になったらアクセルペダルを放してエンジンブレーキをかけます。
アクセルペダルを離してミッションの回転のみで走るのをエンジンブレーキと言い、アクセルを踏まないので、スピードが落ちるとミッションの回転比率よりエンジンの回転比率が低くなり、走っていると逆にエンジン回転が抵抗になるので、エンジンブレーキといいます。
(※実際のエンジンブレーキはもう少し複雑です、別の機会に調べてご紹介します。)
エンジンブレーキ自体は燃費に関係ありませんが、「エンジンブレーキを使う=無駄なアクセル踏み込みがない」といった良い運転をしている証拠です。
エンジンブレーキを頻繁に使う運転は燃費に良い運転をしているだけでなく、ブレーキパッドの磨耗を現象させ、ブレーキパッド、ブレーキローター、ブレーキオイルの劣化削減になり、車検費用の節約が出来ます。
急ブレーキは燃費を悪化させるだけではない

画像出典: 日産デイズ
走っている時はアクセルを強く踏んで、赤信号で停車寸前までアクセルペダルを踏み、アクセルを離すとすぐに急ブレーキ。
青信号に変わりブレーキを離したとたんにアクセル全開。
そんな運転をしている人を時々見かけます。
アクセルを離している時はガソリンがほとんど出ていません。
ですので、こういった運転をしている人は車が動いている時は必ずガソリンを消費していることになります。
先ほど紹介したトラックの運転手は、止まる前にアクセルを離してエンジンブレーキを使っているので、ガソリンを使わずに移動している区間が長いです。
燃費を比べるとガソリン1リッターで1kmや2kmほど走行できる距離が変わるでしょう。
なので急ブレーキは、アクセルを踏んでガソリンを消費している時間が他の人より長いということです。
急ブレーキ自体は燃費に影響しませんが、「急ブレーキ=アクセル踏み込み時間が長い」となるので実質、燃費が悪くなります。
そして急ブレーキは燃費悪化だけでなく、車の状態も悪化させているのを知っていましたか?
急ブレーキで悪化する名称と特徴
- ブレーキパッド: 消耗品、減る
- ブレーキローター: パッドで挟む部品 変形
- ブレーキドラム: 後ろブレーキ 変形
- マスターバック: ブレーキ倍力装着 エア漏れ
- ブレーキオイル: オイルに気泡がたまる 効かない
- ショックアブソーバ: 走行衝撃吸収 異音、揺れ
- ロアアーム: 異音、ガタ
- スタビライザー: 異音、ガタ
- スタビライザーリンク: 異音、ガタ
- タイロッドエンド: ハンドルガタつき
- タイヤ: 変磨耗、変形
- ミッション: 内部故障
- エンジン: マウント潰れ
- シート: 背もたれ、座面 ガタ、異音
少し大げさですが、これら部品全部が早く劣化します。
↑※ブレーキローター
ブレーキ関係は当然、劣化が早いですが、急ブレーキはフロントのショックアブソーバやロアアームなど足回りにかなりの車両重量が加わるため、ショックアブソーバの減衰力低下やロアアームの連結ボールジョイントのクリアランス増加に繋がります。
※↓ロアーアーム
スタビライザーやタイロッドエンドも同様にブッシュの切れや、潰れがおき、ガタつきが発生します。
エンジン本体に影響はほとんどありませんが、急ブレーキによってエンジンが左右にねじれ、支えているブッシュが捩れ、切れ、潰れて、エンジン振動が大きい車になりやすいです。
中でも危険なのが、ミッションとシートです。
ミッションは急ブレーキによって回転が止まると、内部ギヤ、ベアリング、ソレノイドバルブ、ベルトに大きな負担がかかります。
ミッションはエンジンの力を直接受けて、増減させていますので乱暴な運転ですとダメージ大です。
気を付けましょう。
シートも人間の体重を常に支えており、急ブレーキ、急発進ばかりしている車はキシミ音や背もたれのガタつきがあります。
シートのガタやキシミは一度発生すると交換しなければ直らず、とても高い故障になります。
燃費向上最大の敵はエアコン
※↑電動ファン
そもそもエアコンはエンジンの回転を利用してコンプレッサーを回しています。
※詳しくはエアコンの仕組みをご覧ください
エアコンのスイッチを入れると同時にコンプレッサーが回り、風を出すブロワファン、エアコンガスを冷やす電動ファンが動きます。
コンプレッサーはガスを圧縮して流すので回転抵抗が大きく、エンジン回転の負担になります。
他の2つのファンは大きな電気が必要なのでバッテリーが消費し、電圧が低くなると充電させるために、オルタネーターを回します。
オルタネーターは車のバッテリーを充電する充電器で、エンジンの回転で回されて発電し、バッテリーに流して充電しています。
こちらも充電が始まると回転抵抗が増えてエンジン回転の負担になります。
実は、軽自動車はエアコンを入れると坂道を登って行く事が大変で、のろのろ走行になります。
昔の車は制御系統が発達していませんでしたので、エアコンを入れると走りが遅くなるのが誰でも体感できました。
現在は、アクセルを何%踏み込むと「エアコンコンプレッサーをカットする」や「充電を中止する」など制御して、何をしても走行に影響が出ないような車になってるので、エアコンを入れても坂道をスイスイ登れます。
カーエアコンは、本当は坂道を登って行かないほどの抵抗なので、エアコンを入れて走行すると燃費がとても悪くなるのは確実です。
エアコンで燃費が悪くなる 車にもよりますが、エアコンON、OFFで1リッター1~2kmほど燃費に差が出そうです。特に軽自動車は元々馬力が低いのでエアコンで燃費が大きく左右されます。 |
燃費を良くする乗り方をご紹介しましたが、次は燃費を良くする方法をオートバックスのメニューから選んでご紹介いたします。
オートバックスで燃費を良くするメニュー10個
車のメンテナンスで燃費が良くなる事が意外と多くありますが、どういった作業が燃費が良くなるか知っている人は少ないと思います。
わずかでも燃費が良くなる作業をご紹介しますので、ご自分に合った内容の作業をしてみて下さい。
燃費向上10個
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エンジンオイル交換

画像出典: オートバックス
オートバックスでは省燃費性能大幅アップのエンジンオイルが多数あります。
おすすめは、化学合成オイル(全合成オイル)です。
費用はそこそこ高いですが、不純物が少なく、汚れが蓄積しにくいので、長い目で見ると部分合成や鉱物油よりお得なオイルです。
粘度を下げるとオイルが柔らかくなり抵抗は減りますが、エンジン内部を傷つける恐れがありますので、粘度は適合外はやめましょう。
低燃費指定のサラサラ低燃費オイルの車に少し硬い粘度のオイルを入れたことにより「作動音が小さくなり燃費が向上した」事例もあります。劣化したエンジンにはサラサラオイルより、ネバネバオイルがいい場合もあります。
人気オイル Castrol EDGE/5W30/SP/3L 全合成油 5498円 |
エンジン内部洗浄!大絶賛商品

画像出典: オートバックス
エンジンオイル通路は熱やガソリンの燃えカスなどが加わってドロドロしたスラッジが溜まります。動く箇所の抵抗になるので、燃費にも大きく関係してきます。
オートバックスでは通常のエンジンオイルに洗浄剤を入れて内部洗浄します。
洗浄剤は色々ありますが、知る人ぞ知る「SOD-1」は最強です。オイル消費大、燃費悪化、白煙が出ると言った症状があれば期待できます。
このSOD-1の洗浄剤はエンジンオイルに混ぜてからエンジンに入れますが、その後500kmほど走行してから症状が改善していく商品です。
すぐに効果はでませんが、整備業界ではかなり有名な実績のある商品なので試してみる価値はあります。
エンジンに良いのは間違いないので、燃費にそれほど効果がなくてもエンジンが丈夫になります。
車検の時に入れてもらって様子を見るのがオススメです。
大絶賛商品 SOD-1のオイルを注入。費用は5000円程度。通常のフラッシング剤より金額は高いが評判は抜群。 |
エアーフィルター交換

画像出典: オートバックス
エアーフィルターを通過した空気がエンジンに入ります。
詰まれば隙間から汚れた空気が入り、エンジン内部を汚します。
一度汚れると燃料系の洗浄が必要ですが、完全に綺麗にすることは難しいです。
汚れれば、スラッジやカーボンが溜まり、回転抵抗になるので、燃費も悪化するでしょう。
そもそも汚れた状態では吸入空気量が減り、エンジン爆発パワーが落ちます。1回のエンジン爆発でガソリン量は変わらないので、パワーダウンの分だけ燃費が悪化しています。
燃焼系が汚れる エアーフィルター 5000円位。出来れば車検毎で交換しておくと安心。 |
バッテリー交換
充電制御車はバッテリー容量が下がった時だけオルタネーターで充電してエンジン負担を減らしています。
バッテリーが消耗してくると充電する時間が長くなり、エンジンの負担になります。
車検などでバッテリー交換を勧められても、交換しない人がいます。
オートバックスが利用しているバッテリーチェッカーに間違いはありません。
燃費の事を考えると早いサイクルで交換した方がお得になります。
交換時期を限界まで延ばして、朝エンジンがかからない、なんてことになるとJAFを呼んだりなど、余計な出費と手間がかかります。
充電制御車は早めに交換 そもそも現在では多くの車が充電制御車です。逆に充電制御車以外の方が少ないのかもしれません。バッテリーが弱ると色々な所に負担がかかるので、交換を先延ばしして得な事はありません。 |
燃料ライン洗浄
純粋に燃料ラインの洗浄は燃料タンクに洗浄剤を入れます。
空気を取り込む吸気ラインも最終的には燃料ラインと交わるので、吸気ラインも洗浄します。
吸気ホースから点滴のように入れていき、エンジンをかけてガソリンとともにカーボンを燃焼させて外に出します。
主にエンジンのピストンリングとバルブに付いた頑固なカーボンをとるので、圧縮が上がり、エンジンパワーが復活します。
パワーが上がれば少ないアクセル操作で走るので、燃費も向上します。
燃料とエアーフィルター 燃料と空気はエンジンで同時に燃やされます。エアーフィルターと燃料洗浄は同時が良いでしょう。 |
タイヤ交換
実は燃費向上にタイヤはかかせません。
タイヤが摩耗して溝が少なくなると接地面積が増えて抵抗になります。
しかも雨の日は自分では気が付かない程度に空転をくりかえり、無駄な回転が増えています。
低燃費タイヤもあるので、溝がすくなくなりましたら低燃費タイヤをオススメします。
もう1つ、タイヤ交換と同じくらい大事なのがタイヤの空気圧です。月1度は必ず空気圧を適正にしましょう。
燃費向上のコツは少し多めに空気を入れる事です。
人気タイヤ クムホ が格安で人気ですが、燃費を考えると転がり抵抗係数が良いタイプを選択しましょう。 ![]() 画像出典: ブリジストン |
アライメント調整

画像出典: オートバックス
実際はアライメント調整ではなく、アライメント測定になってしまいます。
スポーツタイプのサスペンションやアームを装着していなければアライメントの調整はほとんど出来ません。
出来るとしたらショックアブソーバーとナックルアームを接続しているボルトを調整ボルトに交換してキャンバーを調整する事です。
専門用語ばかり出てしまいましたが、この作業は事故などで修復歴修理をしなければほとんど必要のない作業です。
アライメントほどではないですが、サイドスリップが基準値を越えていると燃費が悪くなります。
その他にもタイヤの磨耗が早かったりハンドルがふらつくなど、サイドスリップの調整は大事です。
サイドスリップはステアリングシャフトに繋がっているタイロッドを調整します。
サイドスリップが基準値を越えていると車検に受かりません。
サイドスリップは車検で サイドスリップ調整は車検整備費用に含まれているので、もうすぐ車検でしたら焦らず車検まで待ちましょう。 |
エアコンフィルターの交換
間接的にエアコンフィルターも燃費に関係してきます。
エアコンフィルターが目詰まりすると、風が弱くなります。
風が弱くなると、暑い夏など、いつもよりファンを強くしなければ、いつも通りの涼しさになりません。
目詰まりしていなければ、ファンを弱く回転させれば風がでますが、目詰まりしているとファンを強く回転させないと、通常の風量は出ません。
そうなるとファンを強く回すには大きな電力が必要になり、バッテリーが消耗し、充電するオルタネーターが作動して重くなります。
オルタネーターはエンジンの力で回しているので、エンジン負荷にあり、燃費も、悪くなります。
そもそもエアコンフィルターは目詰まりすると、雑菌が増え、臭いも発生するので、車検毎に交換するのがオススメです。
こちらの車のエアコン消臭のページも参考にして下さい。
洗浄もすると快適に フィルター交換と同時に内部洗浄すれば、燃費アップし、車内の空気が綺麗になります。 |
ウインドウフィルム施工

画像出典: オートバックス
こちらはエアコンフィルターと同じ考えで、エアコンの負担を減らして、燃費を上げようという物です。
ウインドウフィルムの断熱効果はかなり高く、夏場の室温はフィルムあり、なし、では大きく変わります。
元々、UVカットガラスがついている車は多いですが、さらに透明なUVカットフィルムをつける人が多いです。
暑さを和らげるのはもちろん、事故など発生したときのガラス保護にもなりますし、日焼け防止にもなります。
スパークプラグの交換
スパークプラグはエンジンの中でガソリンに火をつける点火装置です。
綺麗な火花が飛ばなければ、エンジン内すべてのガソリンが燃えず、マフラーからガソリンが排出されて無駄なガソリンになります。
ガソリンがしっかり燃えなければパワーも出ないので燃費が悪化します。
車によって違いますがスパークプラグは4本位使っており、1本2000円前後します。
寿命は2年、4年、10年、10万km、20万kmなど様々です。
オートバックスでは車種別の交換時期が分かります。
不調が発生してからでは遅いので、基準より少し早めに交換しましょう。
おすすめプラグ ![]() 画像出典: NGK NGKプレミアムRXプラグ、一般プラグより燃費2.2%アップ、アイドリング燃費1.9%アップ、加速0.5秒アップ。 |
整備士が大絶賛するオートバックスの燃費をよくする方法
オートバックスの10個のメニューはどれもおすすめですが、多くの整備士が大絶賛しているのが、SOD-1のエンジン洗浄剤です。
燃費改善というより、もっと根本的なエンジン機能回復の商品になります。
しかし、オイル管理が悪かった車やターボ車のエンジン洗浄は慎重に作業しなければエンジンが故障する場合もあります。
必ず作業スタッフの説明を受けて納得の上でお願いしましょう。
その他のオートバックスメニュー9個も不要なものはありません。
やって損をする商品ではないので、私個人的には全てやってもいいと思います。
車検と一緒に作業するとお得なものもあるので、車検が近いようでしたら車検と同時にお願いするのがお得です。
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