車検費用の総額はいくら?軽自動車を安くする方法【車検知識3】

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車検って高い!安くできない?

何にお金がかかってるの?削減できる項目ある?

内訳見ても何が必要かわからない

 

あなたはご自分の車検費用の総額をご覧になったことはありますか?

整備料金、代行料、自賠責保険、検査料、重量税、法定費用など、この辺りでしたら何となく聞いた事があると思います。

 

しかし整備料金の内訳では、エンジンオイル、ブレーキフルード、ドライブシャフトブーツなど普段、聞きなれない言葉が飛び交っています。

車検は2年に1度しかないのに、これほどの専門用語を一般ユーザーが理解しようとする方が難しいでしょう。

 

ここでは車検費用の内訳を解説し、高くなるケースや安くするコツをご紹介します。

 

 車検をどこにするかお悩みの方は車検人気ランキングをご覧ください。

 

 

車検費用の総額相場

車検費用の総額とは工賃や部品代、保険代、税金など全て含めた費用です。

要するに、お客様がオートバックスなどの車検整備工場に支払う費用が車検費用の総額です。

 

まずは車検費用の平均的な相場をシンプルにご紹介します。

軽自動車
  • 新車から初めての車検 = 60000円
  • 2回目(5年後) = 85000円
  • 3回目(7年後) = 120000円

車検の時とは別にタイヤ交換やバッテリー交換などをする人は、何回目の車検でも10万円以下になることが多いです。

ディーラー車検はもう少し高い

 

普通車
  • 新車から初めての車検 = 80000円
  • 2回目(5年後) = 120000円
  • 3回目(7年後) = 150000円

普通車の方が高いのは重量税や自賠責保険といった法定費用も高くなるのが理由の1つです。

法定費用と言う言葉が出てきましたが、そもそも法定費用はなんでしょうか?

 

法定費用は車検の内訳には必ず出てくるのでご説明いたします。

 

 

 

車検法定費用(税金、保険、印紙)

車検費用を大きく分けると法定費用と整備費用の2つしかありません。

まずは法定費用を簡単にご紹介します。

 

法定費用は①自賠責保険、②重量税、③印紙代の3つです。

※その他に様々な言い方をした請求が発生しますが、全部法定費用以外と考えて大丈夫です。

 

 

①自賠責保険

車検時に強制的に加入しなければならない保険です。

事故を起こして相手を死傷させた場合、損害賠償を自賠責保険からお支払いします。※限度額は死亡3000万円、後遺障害4000万円、傷害120万円。

 

自賠責保険の限度額を超えた場合、足りない分を任意保険から支払います。

自賠責保険に加入していないと無保険車となり、厳しい罰則、罰金が科せられます。※無保険車については楽天車検おすすめページをご覧ください。

 

 

②重量税

自動車の重量によって変化する税金です。車検証の車両重量をと年式で変わります。

※重量税はこちらで確認できます。

 

 

③印紙代

陸運支局に支払う検査手数料です。

では軽自動車と普通車の法定費用をご紹介します。

 

軽自動車
  • 自賠責保険 = 19730円
  • 重量税 = 6600円
  • 印紙代 = 1400円
  • 法定費用合計 27730円
普通車
  • 自賠責保険 = 20010円
  • 重量税 = 15000円
  • 印紙代 = 1700円
  • 法定費用合計 36710円

この法定費用は同じ車でしたら、どこのお店に行っても同じ見積りになります。

印紙代だけは車検工場の種類によって500円程度変化します。

 

軽自動車の重量税は年式によってかわります。13年経過した車は8200円、18年経過した車は8800円、それ以外は6600円、エコカーは5000円です。

普通車の重量税を簡単にまとめましたので参考に見て下さい。

 

重量税一覧
重量税早見表
車両重量エコカー13年未満13年経過18年経過
 0.5t以下
5,000円
8,200円
11,400円
12,600円
 ~1t10,000円16,400円22,800円25,200円
~1.5t
15,000円
24,600円
34,200円
37,800円
~2t20,000円32,800円45,600円50,400円
~2.5t 
25,000円
41,000円
57,000円
63,000円

車検の法定費用はどこも同じなので、そこまでチェックする必要はありません。

次は大事な整備費用の内訳です。

 

 

 

車検整備費用の内訳

整備費用の内訳はとても重要です。

ここの内訳で車検が高いお店と安いお店の違いがわかります。

 

本当に車検が安いお店を見極めることが出来るように、簡単にご説明いたします。

 

①基本料金相場

24か月点検項目を全て点検する費用。基本料金の相場は軽自動車で10000円。普通車で15000円。

②完成検査料金相場

この費用はヘッドライト光軸検査、足回りのサイドスリップ検査、ブレーキ制動力測定、スピードメーター検査、排気ガス濃度検査です。車検整備が終わった後に検査員が完成検査します。ディーラーの完成検査の相場は10000円。1日車検のような車検特化店は整備費用に含めている所が多く0円から5000円と良心的。0円は本当に安い車検の証拠。

③代行料金の相場

完成検査料金と名前が違うだけ。両方とも請求書の内訳に入っている場合、とても高い車検です。その場合、楽天Car車検で相見積もりを出さないと損。

④保安基準適合検査

こちらも完成検査と同じ内容です。2重で請求してくるお店があるので注意しましょう。

⑤距離点検

走行距離によって点検項目が増えるので、料金もかかります。5000円~10000円が相場です。コバック、エネオスなどはこの費用はかかりません。

以上が基本料と言われる整備費用です。合計して計算してみます。

 

  • 基本料金相場: 15000円
  • 完成検査相場: 5000円
  • 距離点検相場: 7000円

全部足すと27000円ですが、これが基本の整備費用です。

何も交換する部品がなければこの27000円と法定費用を足した金額が車検費用の総額となります。

 

例)軽自動車

法定費用27730円+整備費用27000円=54730円

軽自動車でしたら54730円の車検ができますが、自動車は定期交換部品が必ずあります。

消耗部品と言いますが、期間と走行距離によって交換しなければいけない部品がありますので、金額と名称をご紹介します。

 

 

 

車検費用が高くなるケース

ブレーキパッド

他店と車検費用の違いは交換する部品と工賃の違いです。

下記部品を交換推奨時期より早く交換してしまうと車検が高くなってしまいます。

 

車検でよくある故障と交換部品代の相場をご紹介します。

エンジン
点火系
  • スパークプラグ:10000円
  • イグニッションコイル:40000円
吸気系
  • エアーフィルター:3000円
電気系
  • バッテリー:15000円
  • ファンベルト:7000円
電装系
  • エアコンベルト:5000円
冷却系
  • ラジエーター:45000円
  • クーラント:6000円
  • サーモスタットウォーターポンプ:25000円
ミッション系
  • ミッションオイル:4000円
  • オートマチックオイル:10000円
  • CVTオイル:12000円
  • デフオイル:3000円
ブレーキ
  • ブレーキパッド:13000円
  • ブレーキフルード:4000円
  • ブレーキシュー:9000円
足回り
  • ドライブシャフトブーツ:8000円
  • ロアアームブーツ:6000円
  • スタビリンク:5000円
  • タイヤ:15000円
ハンドル
  • ラックブーツ:7000円
  • タイロッドブーツ:4000円
 ライト系
その他
  • 発煙筒:800円
  • ワイパーゴム:900円
  • 下回り洗浄:4000円
  • 下回り錆止め:5000円

 

車検が高くなってしまう原因は予防整備です。

安くするコツも参考にして下さい。

 

安くするコツ

部品代が見積もりに入っている場合は、担当の整備士に必ず必要か確認して下さい。

まだ交換しなくて問題ないような部品も予防整備のテンプレートとして標準で見積書に記入されることが多々あります。

そういった整備は余計な出費となるのでチェックして担当に聞くのは重要です。

 

 

 

各社の車検費用と支払い期日

各社の車検整備費用の内訳をまとめましたので、比較して見て下さい。

軽自動車で比較してみました。

 

 

エネオス車検の内訳

参考店舗:ENEOS 旭油業 Dr.Drive 吹田セントラルSS

基本料金14300円
法定費用27730円
合計42030円

 

 

車検の速太郎の内訳

店舗:スズキアルト中国販売株式会社「車検の速太郎」里庄店

基本料金14300円
法定費用27430円
合計41730円

 

 

車検のコバックの内訳

参考店舗: ユアサ自動車株式会社 車検のコバック岡山北長瀬店

基本料金10450円
法定費用27430円
合計37880円

上記3社はいずれも楽天Car車検に加盟しております。

ここまで安い車検が楽天Car車検には豊富にあるので大人気です。人気のため予約がとりにくいので早めにチェックしておきましょう。

 

支払い期日の参考ページ

車検代の後払いができる業者と支払いタイミング

 

 

 

 

軽自動車の車検費用の総額

ここでは交換部品などを含めた実際にあったの車検費用総額をご紹介します。

 

ワゴンRの車検総額

基本料金14300円
法定費用27430円
保安検査料5000円
エンジンオイル3000円
オイルフィルタ1500円
ブレーキフルード4000円
エアーフィルタ3000円
合計58230円

 

タントの車検総額

基本料金12000円
法定費用27430円
代行料5000円
ブレーキフルード3000円
CVTオイル9000円
タイロッドエンドブーツ4000円
合計60430円

 

ハスラーの車検総額

基本料金15000円
法定費用27430円
完成検査料8000円
ブレーキフルード4000円
ヘッドライトクリーナ3500円
エンジンオイル4000円
ボールジョイントブーツ左右2個12000円
合計73930円

 

 

 

軽自動車の車検を安くする方法

先ほど軽自動車の車検相場を紹介しましたので、軽自動車の車検を安くする方法をご紹介します。

普通車は重量があるのと走行距離が増える乗り方が多いので、参考にならないかもしれませんが、共通部分もあるので興味のある方はご覧下さい。

 

車検は法定費用を安くすることができないので、整備費用を抑えて安くするしか方法はありません。

ここで紹介する車検費用を安くする方法は全部で6つです。

 

全車共通の安くする方法
  1. 代行料、完成検査料がかからない店にする
  2. ヘッドライトとサイドスリップ調整無料の店にする
  3. 基本工賃の安いお店にする
  4. 早期予約で割引してもらう
  5. 楽天ポイントをたくさんもらう
  6. 無理に部品交換を勧めない店にする

 

代行料や完成検査料はネットの料金表には載ってない場合があるので注意して下さい。

ヘッドライト調整などの調整費用も料金表には載ってません。

これらは実際車検見積もりを出した時にわかりますが、車検予約する時に「この他によくある費用はなんですか?」と聞けば教えてもらえます。

 

 車検どこがいい?人気ランキングも参考にして下さい。

 

軽自動車の車検を安くする方法
①タイヤ溝が少ない場合は、ガソリンスタンドやオートバックスのキャンペーン価格で交換する。
 軽自動車のタイヤは頻繁にキャンペーンをやっている、
②ブレーキパッドの残量を聞いて整備士と相談する。
 通常でしたら残量4mm程度で交換時期なるが、軽自動車は近所の買い物程度しか乗らない方が多いので、そういった方でしたら次回の車検まで無交換で乗れる場合もある。
③ファンベルトは経過年数で判断せずに状態で判断してもらう
 経過年数で交換時期になる場合、ベルト鳴きの異音が発生する。ベルト鳴きが発生するかベルトの亀裂が見えるまで交換時期を遅らせる事ができる。

 

軽自動車を年間5,000km程度しか乗らない方は上記のような節約が可能です。

次は実際の車検請求書をご紹介します。

 

 

 

車検はいくらだった?web上の請求書

色々な整備工場の車検の内訳が記載されている画像をまとめましたので、工賃や部品代を参考にして下さい。

 

次の画像は車検でブレーキパッドを交換しています。工賃が4000円、パッド部品代がフロント10100円、リヤ6900円。

出典:知恵袋

 

次の画像はロアボールジョイントブーツとラックブーツを交換しています。両方とも部品代より工賃の方が高いです。

出典:知恵袋

 

次の画像は車検の諸費用です。左の列は法定費用、右上の検査代行料3500円は実はお店の工賃です。検査代行料は法定費用ではないのでお店よって金額の差が大きい項目です。注意して下さい。

出典:知恵袋

 

次の画像はとても参考になるので見てください。

まず車検交換部品でよくあるファンベルトとロングライフクーラントを交換しているので、部品代と工賃の目安にご覧ください。

 

一番下枠は要注意です。

自賠責保険料、自動車重量税、車検登録証紙代は法定費用です。

 

その下の2つ(車検登録申請費、車検登録代行諸費)は車検工賃と同じようなものです。

ガソリンスタンドのような格安車検店ですとこの2つの費用がない場合もあります。

 

次の画像は保安基準確認検査といった項目がありますが、これは代行料やテスター料、完成検査料になる部分です。

ここは2000円なので良心的なお店だと思います。

 

次の画像は車検では珍しいショックアブソーバーの交換しています。

工賃はフロント16800円、リヤ5600円です。ちょうど相場付近の工賃です。

ショックアブソーバは車の縦揺れを抑える機能部品です。

スポーツカーですと消耗が早いですが、乗り心地の良さが回復するので、走行距離によって交換する人も多いです。

 

次の画像ではロアアームボールジョイントブーツを交換しています。

車検では定番の作業で、こちらの工賃も相場範囲内なので参考にして下さい。

最後にパーツクリーナーとありますが、こちらは部品交換すると、同時に発生する洗浄剤だと思います。

 

以上が車検の内訳の解説です。

最初に見積もりを出して見積書をチェックしてから車検をお願いした方が安心です。

 

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 車検人気ランキングも参考に見て下さい。