車検に通らない理由を解説【ライト、足回りのブーツなどの基準】

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「交換しなくては車検に通らない」と言われた部品はありませんか?

車検店では最初から基本料金が決まっていますが、車検は分解整備後に追加交換が発生することが多いです。

 

最初に正確な車検の見積りが出せればいいのですが、分解点検してみないと足回りのブーツや部品の劣化が分かりません。

ライトなどの明るさも検査しないとわからないので車検の見積りだけでも工賃が発生してしまうお店もあります。

 

車検の速太郎などは車検の見積りが3000円程度かかりますが、それでも実際に車検を受けると追加費用が発生するケースもあります。

結局は分解して、測定したり、調整してみないと車検に通らない部品がわからないので、車検整備の後半でやっと正確な見積りが出るのが一般的です。

 

このページでは車検に通らない改造や足回りのブーツなど部品を解説しますので参考にして下さい。

車検交換部品の費用のページも参考にして下さい。

 

 

車検に通らない項目と理由(よくある15箇所)

 

ライト系

【ヘッドライト】 明るさが足りなかったり、光の縦横の方向がずれていると通らない。明るさの確認はレンズ表面が白く曇っているとダメ。中の電球がはっきりと見えるくらいがベスト。その他に反射盤といって、電球の回りの鏡の部分が曇っていてもアウト。自分の顔が映る位綺麗(下図参照)でなければ車検に落ちる。方向は修理などで外していなければ問題ない。光色は白。電球が青くても光が白ならOK。光度はロービーム6400カンデラ以上、ハイビーム15000カンデラ以上が必要。※詳細 ヘッドライト車検基準

ヘッドライト 反射板

出典:dutyal research motor team

 

【ウインカー】 オレンジ色に点滅しなければダメ。ヒビ割れは光が漏れるとアウト。

シーケンシャルウインカー

参考:車検に通らないウインカー

 

【車幅灯】 白色。ウインカーと同じ電球を使用している場合(外車に多い)はオレンジ色も可。電球が青く見えても光が白ならセーフ。

車幅灯

詳細 車幅灯車検基準

 

【ブレーキランプ】 左右のブレーキランプと中央上部につくハイマウントストップランプ全て点灯しなければダメ。ハイマウントはLEDタイプが多く、1箇所でも点灯しない所があってもダメ。参考資料:車検ブレーキランプ

 

【フォグランプ】 白色か黄色。取り付け位置の高さ基準があるので、車高を変更してある車は注意。参考資料:フォグランプ基準

 

 

ガラス・ワイパー系

【ガラス】 フロントガラスに張り付けてあるドライブレコーダーやETCなどの位置が低すぎて視界の妨げになるとダメ。フロントとフロント左右はフィルムを張るとか透過率がほとんどクリア出来ない。基準は透過率70%以上、フロントガラスの上部は高さの20%範囲内だったらフィルムはOK。

 

【ワイパー】 ウォッシャーが出る、ワイパーが動く、ゴムが切れていないこと。後ろのワイパーは付いてなくてもOK。参考資料:ワイパーの車検基準

 

 

エンジン・AT・機能系

【エンジン警告灯やメーター】 シートベルトランプの点灯消灯、パーキングブレーキの点灯消灯、エンジン警告灯やエアバック、ABSなど各種警告灯がキーONで点灯してエンジン始動後数秒で消えること。

警告灯

出典:dutyal research motor team

 

【排気ガス】 ガソリン車はCOが1 %以下、HC は300ppm以下、マフラーからの排気漏れはダメ、排気音96dB以下、横だしマフラーは斜め後ろに向けて排ガスを出す必要があり、ボディよりはみ出てはダメ。排気ガスが激しく臭い時はおそらくダメ。古い車以外は調整はないので、どこかが故障している。

 

【オイルと水】 エンジン、ミッション、オートマ、CVT、デフ、ガソリン、軽油、クーラント、の漏れ。車の下をのぞいてオイルや水が滴になってなければ、ほぼ大丈夫。

 

 

足回り系

【タイヤとホイール】 ナット締め付け、ホイール車検基準マーク、タイヤ溝1.6mm(スリップサインまで)以上、タイヤ強度基準以上(センターピラーに記載)、フェンダーから10mm以上の突出はダメ、タイヤの半分より下がはみ出るのはOK。参考資料:車検タイヤ基準

 

【サイドスリップ】 タイヤの角度、向き。正式名称だとトーイン、キャンバー、キャスターの角度が基準値内でなければダメ。車検を受ける陸運支局の回りに調整してくれる工場がいくつかあるのでそこで調整する。

トーイン・トーアウト サイドスリップ

参考資料:サイドスリップ検査

 

【ブレーキ】 フットブレーキとパーキングブレーキの効きが良く、ブレーキを離した時にタイヤが簡単に空転すれば引きずりはOK。制動力4.90N/kg以上。左右差が多いとダメ。参考資料:車検ブレーキ基準

 

【スピード】 実際の速度40km時点とスピードメーターの誤差36km~46km以内。参考資料:スピードメーター

 

【ブーツ】 ドライブシャフトブーツ、ラックブーツ、タイロッドエンドブーツ、ロアアームブーツ、スタビライザーリンクブーツ、が切れているとダメ。連結部分のガタがあってもダメ。ガタに明確な基準はないが誰が見てもガタがわかるのがダメ。

タイロッドエンドブーツ

参考資料:ブーツの車検基準

 

車検に通らない改造と注意点

ライト、電球系

テールランプやヘッドライトを純正品以外で交換すると車検基準を満たしていない場合があるので注意が必要です。

車検に通らないケースの1例をご紹介します。参考にして下さい。

  1. テールランプの反射板がない
  2. スモールランプが白以外
  3. ヘッドライトの色が青
  4. ウインカーの点滅速度が速い
  5. ウインカーの色が赤や白
  6. ヘッドライトの明るさが足りない

テールランプに反射板が内蔵されてるタイプは注意して下さい。

下図はバンパーの下の部分に赤いレンズがありますが、その赤レンズが反射板なのでテールランプを交換しても大丈夫です。

ブレーキランプ

参考: テールランプの車検基準

 

ウインカーをLEDにすると点滅速度が変わるので注意して下さい。

参考: ウインカーの車検基準

 

ヘッドライトを交換すると明るさが足りなくなるケースがあるので注意して下さい。

参考: ヘッドライトの車検基準

マフラー、排気系

マフラーや触媒を社外部品に交換すると車検基準をオーバーする事があります。

車検が通らない例をご紹介します。

  1. 排気ガスCO,HCが高い
  2. 車検対応マークがない
  3. 音が大きい
  4. 出口が横や上に向いている
  5. 車体からはみ出てる。

排気ガスも浄化作用が低いマフラーですとCOとHC濃度が基準値以上になるので車検に通りません。

ローダウンしている車は社外マフラーに交換すると最低地上高が車検基準外になることがあるので注意して下さい。

タイヤホイール系

貨物車のタイヤとホイールの車検基準は乗用タイプに比べて厳しいです。強度も関係してきますので、違う種類に交換する時は注意して下さい。

車検に通らない1例をご紹介します。

  1. フェンダーより1cm以上出てる
  2. 強度が不足している
  3. 車検基準マークがない

強度不足は貨物車に多いです。タイヤにもホイールにも基準の強度があるのでホイールの車検基準のページも参考にして下さい。

タイヤ はみ出し基準

参考:はみ出してはいけない範囲

サスペンション系(足回り)

ローダウンやリフトアップは車検に通っても安全装置のレーダーやカメラが正常に作動しなくなるので注意して下さい。

  1. 最低地上高が9cm以下(樹脂カバーなどは5cm以下)
  2. ロアアーム、アッパーアームなどが社外部品
  3. 板バネのブロック追加や向き変えと社外部品

足回りには調整式のロッドやアームは車検対応していない場合もあるので交換前に確認して下さい。

車内

フロントガラスとフロント左右のガラスにフィルムを張っても透過率を測定した時に70%以上あれば車検に通りますが、フィルムの劣化で透過率が低下するので余裕をもって透過率のフィルムを張るようにして下さい。

  1. ヘッドレストモニター取り付け、ヘッドレスト取り外し
  2. 4点式シートベルト
  3. シートの取り外し
  4. フロントガラスにフィルム張り
  5. 運転席と助手席にフィルム張り
  6. 運転席と助手席ガラスが開閉しない

あまり知られていないのがヘッドレストとパワーウィンドウです。車検前に確認しておきましょう。

エアロパーツ

改造パーツは他の部品が純正で車検基準を計算されてる事が多いので、サスペンションを交換している場合など高さが変わっている状態でエアロパーツを装着する時は注意が必要です。

  1. バンパーなど最低地上高9cm以下になる
  2. 車体の長さや幅、重さが変わる
  3. ライト系が隠れて見にくくなってる
  4. 頑丈に固定されていない

両面テープで止めているだけですと車検に通らない場合もあります。エアロパーツはビスなどを用いて確実に固定して下さい。

 

 

 

車検に通らない時の対処法10個

今まで紹介した、車検の通らない項目や改造の中から、ご自分で出来る対処法を紹介します。

 

ライト・ランプ系が車検に落ちた時

  1. ヘッドライトの電球を交換している場合は高い確率で光度不足で車検が受かりません。明るく見えていても検査機器では数値が低いのでノーマルの電球に交換する必要があります。
  2. HIDバルブの寿命は8年位です。点灯していても明るさが下がるので新品に交換しなければ車検に受からない事が多いです。LEDバルブはそもそも純正でなければ光が散乱して車検はダメです。
  3. 車幅灯をLEDに交換している人は手のひらに光を当てて色を確認して下さい。白なら問題ありませんが、青ですと車検に受かりません。また、切れかかってくるとチカチカと点滅しますが、こうなると交換しないと車検に受かりません。
  4. フォグランプは使用しない人が多いので電球が切れた状態の車が多く、最初にチェックしておきましょう。またバンパーの下についている車はローダウンすると高さが足りず、外さなければいけません。どうしても費用を抑えたい方は取り外せば車検に合格します。
  5. テールランプの社外品は反射板が付いて無い事もあります。無い場合はカー用品店で購入してテールランプの横か下に張り付けます。
  6. ブレーキランプはつかない時は電球を交換しますが、ハイマウントがつかないときは本体が故障している事があります。費用を抑えたければ取り外せば車検に受かります。
  7. シートベルトのランプが点灯しない時はシートベルトバックル(下の差し込む方)の赤い解除レバーを何度も押すと接触不良が解消され点灯する場合があります。パーキングブレーキランプも同様に何度も操作すると点灯する事があります。

 

 

フロントガラス系で車検に落ちた時

  1. フロントガラスと運転席と助手席のガラスは透明なフィルムでも張ってあると車検に受からない事があります。工場で剥がされると工賃が発生する事があります。
  2. ウォッシャーは全てのノズルから噴射され、フロントガラスに当たらなければ車検に受かりません。出ない時は細い針をノズルの穴に刺すと詰まりがとれ、出るようになります。噴射向きを変える時も同じようにノズルに針を刺して動かせば角度が変わります。
  3. フロントガラスの傷は検査員によって判断が分かれます。整備工場は修理せずに交換を勧めてくることが多いので、高額修理になりやすいです。自動車ガラス店で補修すれば1万円弱で直すことが出来ます。

 

 

 

Q&A 車検に通らないと言われた例

車検対応の明るいヘッドライトバルブを買って着けたのですが、車検に落ちてしまいました。不良品として新品に交換してくれるのでしょうか
回答: 交換してくれる場合もありますが、何度交換しても車検に落ちる可能性があります。車のレンズカットや反射板との相性が悪いと純正でないとダメな事があります。

ヘッドライト カットオフライン

上図では上半分が光っています。光の境目のラインがカットオフラインです。中央がヘッドライト球ですが電球ではなく反射板が光っているのがわかると思いますが上が反射しているので照射するのは反対側の道路下になります。LEDではハロゲン電球と違って全体を明るくせずに明るく出来る範囲があるので反射板の設定にあったLEDでなければ車検に通りません。

 

インターネットで安いタイヤを買って付けてもらったら、はみ出てしまって車検に受かりませんでした。サイズが同じでホイールも同じなのになぜですか
回答: 元々が車検範囲ギリギリの状態でホイールとタイヤを選んでいますと危険です。タイヤはサイズが同じでもメーカーや商品によって横が膨らむ場合があり、はみ出てしまいます。

タイヤ はみ出し基準

参考:タイヤの車検基準

運転席の窓ガラスに車検対応の透過率の紫外線カットフィルムを張りましたが、検査場で測ると透過率を超えていたため検査員に剥がすように言われました。
回答: 元々が紫外線カットガラスで少しでも着色されている場合はガラスに貼り付けるとさらに透過率が下がるので、車検に落ちてしまいます。

エンジン警告灯がついていますが、整備工場ではセンサー系統の誤作動という事で乗っても大丈夫と言われました。誤作動でしたら車検も大丈夫ですか
回答: 誤作動でも点灯や点滅しているとダメです。エアバックやABSのランプでもダメです。整備士の言う誤作動とは部品自体は故障してないけど、部品の状態を感知するセンサーが故障している事を言います。実際は部品状態を感知しないと重大な故障に繋がるので、車検は受かりません。電球を外す人もいますが、最初に点灯して数秒後に消灯するのが正常なので、まったく点灯しない場合もダメです。

 

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