カーセンサーやグーネットで中古車の詳細を見ると車検項目に車検整備付、車検有効期限記載(車検あり)、車検整備無の3種類のいずれかが表示されています。
カーセンサー参考画像
①車検整備付き
②車検あり
③車検整備無
車検整備付や車検が残っている車はわかりますが、「車検なし」なのに車検整備無とはどういうことでしょうか?
車検整備無で納車されても乗れない?
カーセンサーなどの中古車販売店で購入した中古車の「車検なし」の納車までの期間や総額費用や車検整備無のデメリットなど調べましたのでご紹介します。
カーセンサーの車検整備とは
新車の初回車検は乗用車でしたら3年、貨物車ですと2年です。
2回目以降の車検年数
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中古車でも車検を受けると上記のような有効期限になります。
しかし、中古車を購入した場合は、どういった形で納車するかによって次回車検時期が変わります。
車検期限3パターン
- 車検整備付き
- 車検有効期限付き
- 車検整備無
カーセンサーでは上記のように車両情報の欄に車検情報を表示させています。
それでは3つを解説いたします。
車検整備付きを購入し場合
普通車は2年後、貨物車1年後まで車検がついて納車される
- 軽自動車(貨物) 2年後
- 軽自動車(乗用) 2年後
- 普通車(貨物) 1年後
- 普通車(乗用) 2年後
車検が残っている車を購入した場合
2024(R06)年12月など記載されている場合
このように車検有無の欄に年月が記載されている場合は、その年月まで車検が残っている状態です。その年月になったら車検を受けます。今回の例では令和6年12月まで車検がついています。
車検整備無の場合
車検整備付きと同じで、車検を取った日から有効期限が決まる
車検整備付きと期限は同じですが、こちらは車検費用が中古車購入代金に含まれていない事を示しています。総額プラス車検整備費用がかかる状態です。輸出など車検がいらない場合はこの契約がお得です。もしくはお気に入りの整備工場がある場合は、そちらで車検整備と名義変更をすることができます。
納車までの期間と費用を比較
車検あり、車検整備付き、車検整備無し、これらの中古車を購入した場合に、納車までにかかる日数と費用をご紹介します。
車検無し 納車までの日数
下記でお伝えする納車までの日数は購入者の印鑑証明など必要書類が揃った時点からカウントしています。
車検整備付き | 約3週間 |
車検整備無し他社整備 | 即日 |
車検整備無し販売店整備 | 約3週間 |
他社整備とは、販売店で購入後、自分がいつも利用している整備工場で車検を受ける場合など、販売店で車検整備をしない場合です。
車検あり 納車までの日数
下記でお伝えする納車までの日数は購入者の印鑑証明など必要書類が揃った時点からカウントしています。
車検あり | 約2週間 |
納車前に傷を補修したり、交換部品が多い場合は2週間以上かかる場合がります。
車検整備付きの総額費用は?
例)100万円のボクシー 5月購入
車両本体価格 | 1,000,000円 |
名義変更登録費用 | 40,000円 |
車庫証明費用 | 15,000円 |
自動車税 | 30,000円 |
自動車重量税 | 32,800円 |
自賠責保険料 | 20,610円 |
各印紙、ナンバー等 | 約10,000円 |
車検整備費用 | 40,000円 |
中古車総額 | 1,188,410円 |
車検整備無の総額費用は?
例)100万円のボクシー 5月購入
車両本体価格 | 1,000,000円 |
名義変更登録費用 | 0円 |
車庫証明費用 | 0円 |
自動車税 | 0円 |
自動車重量税 | 0円 |
自賠責保険料 | 0円 |
各印紙、ナンバー等 | 0円 |
車検整備費用 | 0円 |
中古車総額 | 1,000,000円 |
0円になっている項目は車検を受けて名義変更するお店に支払う必要があります。
購入店で車検整備をする場合は、車検整備付きと同じ価格となります。
車検が残ってる時の総額費用は?
例)100万円のボクシー 5月購入
車両本体価格 | 1,000,000円 |
名義変更登録費用 | 40,000円 |
車庫証明費用 | 15,000円 |
自動車税(未経過分) | 30,000円 |
自動車重量税 | 0円 |
自賠責保険料(未経過分) | 19,400円 |
各印紙、ナンバー等 | 約5,000円 |
車検整備費用 | 0円 |
点検整備費用 | 20000円 |
中古車総額 | 1,129,400円 |
中古車販売の車検整備内容
中古車販売時の車検整備は消耗部品を全て交換するわけではありません。
車検は、ブレーキなど消耗部品が消耗していても限度値を超えていなければ交換しなくても良いとされています。
ですので、販売時に消耗部品を交換する基準はお店によって変わります。
一般的には下記のような基準にしているお店が多いです。
6ヶ月もしくは6000kmを部品無交換で車に乗り続けられる状態
点検整備する項目はどこの店も整備工場も同じですが、交換する部品はお店によって違います。
店によって変わる交換部品 消耗部品は以上ですが、安い中古車は車検交換部品を少なくして、高い中古車は車検交換部品を多くするなどして販売価格を調整しています。 |
ディーラーで販売している中古車も整備内容は同じですが、交換の基準が一般整備工場よりも少し厳しく設定されています。こういったディーラーの基準が「高いけど安心出来る」といった評判に繋がっているようです。 車検整備付きのメリット ヘッドライト調整やサイドスリップ調整などは、車検整備の時にしか検査調整しないので安心。 車検整備付きのデメリット車検整備付きのメリットとデメリット
自分で手続きできる人は車検整備無がお得
車検ありのメリットとデメリット
車検ありのメリット
- 納車までの日数が早い
- 総額が安い
- 契約前に試乗ができる
登録する必要のない車とは輸出です。その他に自分で手続きできる人は車検整備無がお得です。
車検ありのデメリット
- 契約前の試乗ができない
- 走行に支障のない整備はされない
- 保安基準適合検査は行わない
車検ありの車でも納車前に点検整備はされますが、車検整備ではないので車検に通らない状態で納車される場合もあります。
安心できる中古車を納車してもらいたい場合は納車前に法定点検を行うかどうか確認して下さい。
車検は「あり、整備付」どっちが得?
上で総額を比較しましたが、車検整備付きの総額の方が59,010円ほど高くなっていました。
しかし、ボクシーの車検費用総額の平均は10万円前後なので半額位で車検整備付きの方が費用はお得です。
それに加えて車検でしか点検、調整しない箇所もあるので車検整備付きの方がおすすめできますが、販売時の車検整備費用が高いお店があるので注意して下さい。
大手中古車販売店の諸費用などを調べたページも参考に見て下さい。
もっと得したいのなら中古車の値引き方法も参考にして下さい。下取がある人は車売るならどこがいいも見て下さい。
ディーラーはカーセンサー店の車検は断るのか
新車からずっとディーラーで整備している車はディーラー整備士に好まれます。
理由は整備歴が残っていて、リコールや改善対策も全て管理できているからです。
逆にカーセンサーの中古車はどんな整備をしてきたか不明
中古車の整備が不安な理由2つ
①海外製品の電気系スイッチなどを純正タイプとして格安で売ってますが、故障しやすいだけでなく、他の部品にも影響が出てトラブルなります。 ②「エアコンガス漏れを修理せずに漏れ止め材を入れる。」「ヘッドライトの取付部分のワレを交換でなく、接着剤やテープで固定する。」など本来なら交換すべき箇所を交換しない修理はトラブルになります。 |
しかし、実際はディーラーも車検のノルマがあるので、中古車でも喜んで受け入れます。
「中古車の車検ができるお店」も参考に見て下さい。
中古車は色々問題がある場合もありますが、ディーラーが車検を断るのは、違法改造車と、違法のグレーゾーンの車です。保安基準に適合していてもディーラーメカニックの判断で受けない例も多数あるので注意して下さい。
カーセンサーの中古車はどこで車検を受けるのが良い?
カーセンサーの中古車はディーラーでも車検が受けられることを先ほどご紹介しました。
しかし、せっかくカーセンサーで新車より安い中古車を購入してもディーラーで車検を受けると整備料金が高いので中古車のメリットが無くなります。
そこでコスト的なメリットが高いのが楽天Car車検
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こちらのページも参考に楽天Car車検は全国の車検店を探せて車検が予約できる車検予約ポータルサイトです。
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